私は自分の病気を境に、
親であることの色眼鏡を外しました。
そんな余裕無かったのも事実です。
自分のことで精一杯で
そうなったことで
子どもの信頼を得ることができました。

当時息子はミドル、下の子はまだキンダーでした。
それまで私は、かなり子どもに期待していました。
我が子がかわいくない親はいないのです。
私だってその一人です。

そのときの私だったら、
多分息子は自分の希望通りの道を生きられなかったかもしれない
息子に「昔のママだったらきっと言えなかった」と言われたし
そうなる前に気がついてよかった。
病気が子どもの信頼を取り戻させてくれました。

私が手術後、投薬治療をしていた約半年
中学校に入ったばかりの息子は、別段問題も無く、
成績もそれなりだった。
夏休みあけ、私の治療も一段落したことを知らせた後の
八年生の彼の成績はひどかった。
GPAで二点くらい低かった。Aが全部Cになった。
それでも彼を怒るつもりは全くなかった。
それよりも、
私を心配させないように息子は緊張していた事を知り
私は嬉しかった。そして、それだけで十分だった。
がんばってましたね
下の娘はまだキンダー、小さかった。
いつもゴロゴロ私の周りにいる子だった。
彼女が学校から帰ってくしゃみをした何日か後に
私が熱を出し緊急入院したことがあった。
それ以来、彼女は自分が原因だと思ったのか
私を遠巻きに見ることが多くなり
私の周りに近づかなくなってしまった。
悲しそうな眼で私を見て、私も悲しかったよ。
中の娘は私に代わって下の子の面倒をよく見てくれた。
「ママ大丈夫?」と声をかけてくれた。
そして、毎日下の子と手を洗いに行ってくれた。
良いお姉ちゃんぶりを発揮してましたね。

きっかけがなんであれ、私は気がついて良かったのです。
子どもは皆親が大好きで、親の信頼に応えたいと思っていることを
親の色眼鏡を外せば、
子どもの本当の姿が見えてきます。
けれども
親の色眼鏡を通した
我が子だからこその期待は、
時として子どもを苦しめます。