朝日カルチャーセンターで開催している「ワインと美食の美味しい歴史」、
特別講座も重なって、今月はまさかのダブルヘッダーでございました。



前半は、フランス料理とワインの概略史をざっくりと。
後半は、シャンパーニュに焦点をしぼってがっつりと。

どちらもワインを嗜みながら聞き流してもらうという、なかなかオツな講座でございますドキドキ


これは私の個人的好みの問題なのかもしれませんが、概略史をやろうとすると、どうしても料理史のほうが前面に出てしまうんですよね。
「フランス料理」の魅力を知ってほしい!という思いが大きいからかもしれません。

食文化史は政治史と密接に関係していて、ワイン史はどちらかというと経済史に左右される部分が大きいかなという気がしてます。
よく「ワインと料理は共に発展し…」なんて言いますが、共に発展し始めたのは近代に入ってから。
食中酒とかマリアージュとかの概念が生まれ始めてからのことで、それまではあくまでも別カテゴリーのものとして進化してきてるんですね。

そのうち、ワインだけに注目した通史の講座もやりたいなあと思ってます。

そういう意味で、ワインの産地ごとに縦割りした歴史は掘り下げやすくて本当に面白い!
一つの地域に集中することで、政治史や経済史にもしっかり触れながら進めることができますから、なぜその地域でそのワインが作られたのか、ということがしっかりと見えてきます。

今ある有名なワイン産地も、数多くの困難を乗り越え続けた人々の努力があって、初めて今の栄光があるわけですからね。

人為なきところに繁栄なし。
これは、歴史の真実だと思います。


リクエストを頂いて、今度は吉祥寺のアトリエでも歴史の講座を開催する予定。
ご興味のある方は、ぜひぜひご参加くださいね~♪


★☆新講座!!美食とワインの歴史を楽しむ一日講座!★☆

日時:6月28日(日)16:00~ フランス料理とワインの歴史    
参加費:¥6,000(チケット使用可)

お申し込み/お問い合わせ:kiko@tabledouce.com