昨日は、嵐の中のチーズ講座となりました。
お子ちゃま連れのかたもいらっしゃったので心配していましたが、
みなさん、悪天候もなんのその!と集まってくださいました。感謝感謝です。
さて、今回のテーマはウォッシュチーズ。
いつもはチーズをテイスティングしてからワインを注ぐのですが、
チーズを広げてしまうと強烈な香りでワインが判断できなくなりそうなので、今回はワインが先(笑)
まずは、ウォッシュといえば欠かせないアルザスのゲヴュルツ。(出てくるチーズも想像できる!)
王道ヒューゲルは久しぶりに飲みましたが、さすがの安定感です。
熊本ワインのシャルドネは、驚きの高品質で一同感嘆!
とにかくここのシャルドネはいい。特に樽熟成が本当にいい。
五郎丸は、母親が里帰りした時に現地で購入してきてくれたものですが、期待を裏切りませんでしたね。
そしてウォッシュの本場ブルゴーニュのワインも欠かせません。
今回は栗山さんのブルピノ。
もちろんポテンシャル高くて美味しかったんですが、さすがにちと若かったし、抜栓のタイミングも悪かったかなーと反省☆
本来、もっともっと美味しいワインなのです!
そしてチーズはこの5種。
今回は参加人数が多かったので、チーズもいろいろ食べられます♪
中央から時計回りに、
アルザスのマンステール。
むっちりして、皮の香りのわりに食べやすいウォッシュですね。当然、ゲヴュルツとの相性は鉄板(笑)
シャンパーニュのラングル。
写真だと過熟に見えますが、若干芯が残っていてちょうどいい熟し加減!
とろりとしてミルクのコクも豊かに感じられます。
樽のきいたシャルドネも、強めのピノもいい感じ。
ブルゴーニュのトゥルー・デュ・クリュ。
エポワスと同じ製法で作られたミニチーズです。皮の面積が大きい分、さらに力強く味わい深いですね。
これはやっぱりブルゴーニュかなあ。
そしてアキテーヌ地方のトラップ・デシュルニャック。
修道院の昔ながらのチーズを、現地の名産品クルミのリキュールで洗ったものです。
90年代半ばにペリゴールに三年住んでた主人に聞いたら、「なにこれ、知らない。」だって(笑)
それもそのはず。1999年にできた新しいチーズなんだとか。
好みが分かれそうな個性がありますが、クルミの粉末を混ぜ込んだという甘く香ばしい皮の香りは癖になりそう!
これはどうしてもボルドー系のワインに軍配があがるんじゃない!?
ということで、急きょセラーに合ったチリカベを取り出すの巻♪
最後はやっぱり、この時期ならではのモンドール!
朝日の講座でも食べましたが、解禁直後の仕込みものがいい感じに熟成してるんですよね~(´艸`*)
もう中身はトロットロですよ。
モンドールは勇気がなくて買ったことがない…という方も、一口食べたら人気の理由がわかったみたい。
他のどのチーズと比べても、余韻の長さと複雑さが群を抜いてるんですよね。
年末年始、干し草のミルクでさらに美味しくなったモンドールがまたまた楽しみです♪
そしてそして、チーズとワインのマリアージュでは、橋渡しをしてくれるパンやコンディマンの存在がまた楽しい!
ウォッシュチーズの場合、ジャムやはちみつなどの甘いものより、スパイス系のコンディマンのほうが相性よし。
というわけで、マンステールに合わせるクミンシードをはじめ、ムントクの白胡椒、サラワクの黒胡椒、メゾンフェルベールのエーグル・ドゥースのコンフィチュールなどなど。
コンディマンを添えることで、合うワインが変わってくるのが面白いんですよね。
みんなで飲んで食べて、あっという間の3時間!
今月も、楽しい時間に感謝です。
来月は、9日(日)にチーズ講座を開催予定。
今までタイプ別にチーズを見てきたので、来月はそれを踏まえて、フランスAOPの総まとめをしようと思います。
ご興味のある方、ぜひぜひご参加くださいね!
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