朝日カルチャーセンターでは、7月期に引き続き、10月期も日本ワインをひっぱってます。
今期は、品種をじっくりと味わいつつ、それぞれの作り手さんに焦点を当ててみようという内容。
10月は甲州、11月はシャルドネをテーマにしました。
先月行った甲州のラインナップはこちら。
わかる方にはわかると思いますが、産地の異なるもの、シュールリーのもの、果実香を全面に出したもの、樽を使ったもの、熟成させたもの、かもし発酵のもの、甘口…
とにかく、少ないラインナップでいかにいろんな甲州の魅力を出せるかを考えてラインナップを組んだわけですが。
その甲斐あって、「甲州ワインといっても、こんなに味わいに違いがあるなんて!!」と皆さん驚いてくださいました。
まだまだあるんですよーと思いながら、そこはまた引き続き、じわじわ攻めていこうと思ってます(笑)
それよりも私が驚いたのは、「甲州ワインを飲んだことがない」という方が若干名でもいらっしゃったこと!
ワイン講座に参加する方々は、もともとワインは大好きなはず。
なのに、その中ですら日本の代表的なブドウ品種を飲んだことがない方がいるという事実!
うーーん。。
日本ワインブームって、もしかしたら本当にごく一部で盛り上がっているだけなのかなあ。。
ま、そんな思いを持ちつつ迎えた11月。
シャルドネをテーマに選んだワインたちがこちらです。
樽を使わないピュアなタイプ→樽を使ったタイプに分けて飲み比べたのですが、本当に驚くほど味わい違う!
先日も、十数年来のワイン通の友人から「日本ワインなんてほんとに流行ってるの?」と言われて愕然としたばかり。
味わいや品質を体系化できるほど成熟しておらず、
本当に質の高いもの、魅力のあるものが一般的には手に入りにくい。
そのマニアックさが熱狂的なファンを作ると同時に、意図せずとも排他的な雰囲気を作り出している。
このあたりの問題がうまく和らいでいけば、もっとしっかりと市場に定着していくのかもしれませんね。
やっぱり、原産地呼称の確立と流通経路の整備が課題なのかな。
専門家のみなさまのご活躍に影ながら期待をしつつ、
ちまちまと布教活動を続けていきたいと思います♪