昨日の夕方、息子が迷子になりました。
駐車場に車を停めて、駅に向かうエスカレーターまでのほんの数十メートル。
待って~という声を背に、早くしなさいと言いながら娘とスタスタ歩いて、
振り返ったら、いない。
あれ?まだ来ないの?と駐車場までもどってみても、いない。
逆方向に行っちゃったのかな?曲がる方向間違ったのかな?入れ違いで先に行っちゃったのかな?
いや、行き先はよくわかっていないはず…。
娘の歯医者の予約、ギリギリなのに。
まったく、これじゃ間に合わなくなっちゃうじゃないの!
と軽くイライラしながらしばらく待ってみたものの、いつまでたっても姿が見えない。
あれ、まずいな。なんでどこにもいないんだ?
周囲はすっかり暗くなって、呼び込みのお兄さんたちが目立ち始めた。
裏通りは暗くて細い道も多いし、方向を間違えたらとんでもないところに行っちゃうぞ。
4年生とはいえ、時々来る場所だとはいえ、さすがに不安が大きくなってくる。
入れ違いにならないように、携帯を持つ娘を駐車場に残し(これもちょっと心配)、
とりあえずそのあたりを走り回って探してみる。近所のお店も覗いてみる。
呼び込みのお兄さんにも聞いてみる。
いない、いない。
娘も不安になって、今にも泣きそうな声でときどき電話をかけてくる。
30分経っても見つからないので、とりあえず交番に駆け込む。
この時点で、私すでに半分パニック状態。
急いで状況と息子の特徴を伝えて、すぐ探してもらおうと思っていたら、
交番のお巡りさん、
「で、息子さんの生年月日は?名前の漢字はどう書くのかな?」
て、そんな関係ない質問に答えてる場合じゃないでしょー!!
一刻も早く息子を見つけなくちゃ。
どこかで事故にあってるかもしれない。不安で泣いているかもしれない。
どこかに連れて行かれたのかもしれない。
こういう時って、悪い想像ばっかりが先に立つ。
また走り回って、とりあえず娘の待つ駐車場へ戻る。
「もしかしたら、駅ビルの中に入っちゃったのかも。」
まさかと思いながら念のため娘を探しに行かせてみると、携帯に電話が。
「いたよ!」
ええええ~?!
どうやら一人で駅ビルの中の本屋に居たらしい。
ほっとするやら気が抜けるやら
とりあえず急いで交番に行って、見つけたことを報告。
さっきのお巡りさん、よかったね~!とよろこびながら、
「今度こんなことがあったら、落ち着いてまずは110番してくださいね。
お母さん慌てちゃうと思うけど。それでちゃんと探しますからね。」
って。
その笑顔を見ていたら、安心したのと疲れたので思わず涙が出そうになって、
ありがとうございますとお礼を言ってそそくさと子供たちのもとへ。
さっそく息子に事情を聞いてみたら、
どうやら私と似た人を見つけて一緒に駅ビルに入って行ってしまったらしい。
で、そこから先は自己判断。
自分は本が好きでよく本屋に行くし、ここに居ればそのうち迎えに来てくれるだろう…と思って待機していたとのこと。
うーーーーーーーん。
怒りたいけど怒るに怒れないような
まあ、やみくもに歩き回らなかったのは正解だけど、
今度からは、はぐれたら勝手に判断しないでもと居た場所に戻りなさいね~
はーー。
体力の限界まで走りまわって心配して神経使って、
母はもうクタクタ。
結局、娘の歯医者もキャンセルになっちゃったし
一週間分の疲れをとるはずだったお店の定休日ですが、
すっかり疲れをため込んだ一日になりました。
しかし我ながら、子供のこととなるとやっぱり冷静沈着は保てないなあと実感。
サンダルで走り回っていたせいか、捻挫していた足首は悪化し、靴ずれもいたるところに
なにはともあれ、何事もなくて本当によかった!!