魂は開放されぬ



  定められた運命



変えなければ



 自由は戻らず






登場人物一覧


・本里 森也  モトザト シンヤ

・小埜 楓  オノ カエデ

・ティーゼ  ティーゼ










人は傷つかずに生きていけるのだろうか?

私は無理だと思う。


生まれて、この世界の空気を吸ったときから

私たちが傷つき、生きることは決まっていたのだと思う。


それでも、私がこの地から足を離さなかったのは

大切な仲間達のおかげだ。




「死んじゃえば、いいのにねえ?皆もそう思わない?」


 今でも、くっきりと頭に残る映像。

おずおずと、大勢が頷いた。

私は、ここには居ていけない―・・・?




1.【君も、僕等の仲間だ】



 学校に行かなくなってから、ちょうど一年が経過していた。

両親が仕事に出かけたのを確認して外靴をはいた。

二日ぶりの外の空気を吸った。

家の近くの公園へと歩く。

今、こんな時間に歩いている学生いるとしたらさぼりだ。

 誰もいないと分かっていながらも、警戒しながら公園を覗いた。

やはり、誰もいない。

安心して公園へ踏み入る。

四つあるブランコの端へ座った。

ギシ、と鎖がうなる。

いつからあるのかは知らないが、私が小学生の時にはもうあった。

 軽く地面を蹴った。

鎖がキイキイと油を要求しながら私を前後にゆらす。

空はとても青い。二日ぶりの快晴である。


「ちょっと、君学校はどうしたんだい。」


 真横から聞こえてきた声に驚いた。

空を見てボケっとしていたため、誰かが近づくのに気づけなかった。


「きゃあ。」


 しまいには同様のすえ、手を離してしまった。

ブランコに体重をかけて仰向きになっていたたに、しりもちをついた。

くつくつと隣から笑い声がした。

痛みにたえつつ振り向くと、男の子が立っていた。


「すごい驚き方。」


 年齢は・・・中学生?同い年ぐらいかと想像する。

私と同様、私服だからよく分からない。

逃げようとかと思った。


「で?学校は?サボリ?」


 笑顔でそう聞いてきた。


「関係ない。」

「そっか、学校行ってないんだ。」


 立ち上がったとたんに勝手に答えに結び付けていた。

まったくそのとおりで目を見開く。


「俺も、行ってない。」


 人なつっこそうな笑顔で言った。

どうして、世間的には認められないことを笑顔で言うのだろうか。


「へー・・・綺麗なネックレス。」


 立ち去ろうとしていて、はっと気づいた。

ない、していたはずのネックレスが首から消えていた。


「返して!」


 振り返って叫ぶと、走り出していた。

公園の後ろの階段を二段飛ばしで上っていた。

逃がしてたまるかと反対側へと駆ける。

ネックレスが太陽に反射してキラキラしていた。

曲がり角を何度も何度も曲がった。


「以外に体力続くねえ。」


 ちらりと振り返って男の子はにやりと笑った。

あれは、それは・・・。


『          』


「返してってば!」


 叫んでも知らんぷりをされた。

走っていてだんだん頭がふわふわしていた。

自分の体力はこんなにあっただろうか?

運動会はどんけつだったのに?

最近走っていないし、体力も落ちているはず。

 しまいには町の大きな森の中にまで入られた。

しかし、追うのをやめるわけにはいかない。

自分が一体どこを走っているのか、ぜんぜんよく分からなかった。

 走っているうちに、森の奥に建物が見えた。

もう森を抜けるのだろうか?

しかし、ここはそんなに短い森ではなっかったような・・・?

ネックレスは風にゆられながら、相変わらずキラキラしている。


クス


 どこからか笑い声がした。

私は笑ってはいない。

男の子が笑ったのだろう、そう思うことにした。

 だんだんと、建物の正体が明らかになってきた。

森の最後の木の横を抜けると、赤茶のレンガ屋敷の前に男の子がとまっていた。

今にも、私のネックレスを二階の窓に投げそうな・・・。


「奏也ー!いっくぞー!」


 やめて、やめて、それを


「やめてええええええ!」


 実を言うと、叫ぶ直前霧が出てきている気がした。

残った体力を声に買えて叫んだ。

すると、目の前がきりに包まれてしまうよりも先に真っ暗になった。

自分の体力も省みずに、走り続けた結果がこれである。








一体、創造世界はお休みにしようと思います。

また、放置癖です。


でも今度は無断放置じゃないもんね!((


どうせまた続きは書きます。

話はぽつぽつとあるんですよ、頭に。


下書きないのがいけないのだろうか(^p^


では、お知らせ終わります。



お休みの理由は、別のを始めるからです((オマ


誰も見てないと思うとやりきれるもんね!(((








怖いのは学校です。


息抜き加減に普通のブログ



ああ、怖い。学校はすんげえ怖い。


数学とか、体育とか、お昼とか滅びればいいと思う。



お昼なんかとくに心のメンタル減少しまくりですよ。


数学なんかだんだん牛乳ほしくなってきますよ。


体育なんかできない人への拷問じゃないか。




もう、人と接するのが怖い。


こういう、ネット上でなら普通に接するよりは・・・。


でも結局は相手の本心が隠れやすいからなんでしょうね。


ずるいずるい。



さて、こんなくらい話題のどこが生き抜きだのだろうか((((




終了、学校の恐ろしさ







1.【封印は解かれ、力は放出を始める」



 ヴー、ヴー、ヴー。

私は枕元からする安眠妨害音に目を覚ました。

寝起きのだるさを覚えながらも携帯を手に取る。

午前一時、まだ夜中ではないか!

設定した覚えのないアラームをとめた。

 にしても寒い。

上半身を起こして、布団をめくった。

寒さとは別に、しっかりとタオルケットはかけられていた。

妙な汗が浮かぶ、という奇妙な感覚にとらわれた。

そういえば、違う気がする、風が、自然の風が入ってきているような・・・。

そろっと窓のほうに目を向けた。


「ひっ。」


 思わず大きな悲鳴をあげそうになった。

しっかりと、しっかりと鍵を閉めたはずの窓があいていた。

白いレースのカーテンは風にゆれている。

その光景がとても恐ろしかった。

"幽霊"私が恐れているものの名前のひとつが頭をかすめた。

 足はどんどん蒸してくる。

携帯を手探りで探し当て、携帯のライトをつけた。

心臓は今にもとまってしまうのではないかというぐらいに動いていた。

ゆっくり、ベットの下から照らし、窓に近づけていく。

机のところまでいった時にはもう息ぐるしかった。

窓に、携帯のライトが当たった。


「何も・・・ない。」


 驚かせやがってと布団から出た。

そのときは窓のところに何もいなかっという安心感から

幽霊という単語は消えていた。

床に足をつけると、ライトが消えた。

どっと汗が出た。

ギシリ、とベットが悲鳴をあげた。

緊張感から少しも動かなかった、はずなのに!

しかしベットがギシギシと叫び続けた。

やっとのことで首が少し動いた。

人間の好奇心とはやっかいなものだ。

ゆっくりと振り向こうとする。が。


「おやすみ。」


 目に人間に暖かさを感じ、後ろから低くつぶやく声が聞こえた。

闇に慣れてきた目に、再び真っ暗闇が降りてきた。

落ちる直後までは意識が少しあった。

そのせいだろう。顔から落ちたときは痛かった。







作者からの注意書きっぽいもの


これはラブコメではありません(Д^

私がグダグダやっているせいで

中々ファンタジーにつっこんでいけてないだけでs((


誤字、脱字などがありましたら

暖かい目で見守ってやってください((

そして、できればご報告願います((


では本編のほうを、ドゾ




1.【封印は解かれ、放出を始める】



 それからすぐに父が帰ってきた。

すでに時計は七時を指していたし、普段どおりだ。

しかし違うのは、言えの雰囲気。

私の隣に座る人。

父は最初やけに翔也につっかかっていた。

だんだん私たちの間に何もないと分かってくると、逆に変に絡み始めた。

母の押しの後に、今度は父の変な押し。

その様子を母と二人でニヤニヤしながら眺めていた。


「お疲れ様でした。」


 時間はあっというまにすぎて、普段からやる気のない顔がどっと疲れていた。

これできっと我が両親の恐ろしさを知ったことだろう。


「もう・・・ほんと・・・うん。パワフル。」

「じゃあ気をつけて。」


 笑いをこらえながらドアをあけてあげた。


「お礼言うの忘れないでね。」


 聞こえているのかいないのか。

眠たそうに大あくびをした。

 翔也がちゃんと家を出たのを確認してからドアを閉めた。

駆け足で会談をのぼり、自室のベランダを開けた。

夜の風が部屋いっぱいに入ってくる。

薄暗い道に翔也の背中を見つけた。

夜に叫ぶのは近所迷惑かと思い、ただ見つめる。

 曲がり角を曲がるとき、気づいたように翔也が振り返った。

夜でも見えるものかと思いながら、大きく手を振った。

すると、携帯の光がぼんやりと翔也を照らした。

ポケットが震えた。

携帯を開くと新着メールが来ていた。


「おやすみ」


 曲がり角をもう一度見ると、翔也はもう居なかった。

息が白く、夜の空に吸い込まれていった。

 ベランダを占めて、鍵もしっかりとかけた。

パジャマと下着を持って、自室のドアを閉めた。


「お風呂?」

「うん。」


 料理の後課付けをしていた母にばったり会った。


「いってらっしゃい。」


 その日は、とても楽しかった。

誕生日には友人が来て、父も母も居て。

すぐに深い眠りにつけた。






1.【封印は解かれ、力は放出を始める】 つづき



 ひょ、と階段から顔を出した。

家は階段を降りるとすぐに玄関に当たる構造になっている。


「翔也。」


 声をかけると下を向いていた顔がぱっとあがった。

嬉しそうな驚きの顔だった。


「これ。誕生日おめでとさん。」


 まっすぐに茶色の紙袋が渡された。

ずっしりと、大きさのわりには重量感があった。

今すぐにでも紙袋の中身を見たくなる。


「母さんと、姉さんと、俺からの分。」

「おお・・・二人にはありがとうって言っておいて。」


 後ろで母がガラス戸越しに会話を聞いているような気がした。


「ん。じゃあ俺・・・。」

「翔也君ちょっと待って!」


 ちょうどよく戸が大きな音を立てて開かれた。

壊れるよ、お母さん。

まるで聞いてましたというようなばっちりのタイミングだった。


「晩御飯、食べていかない?」


 母の目は活気に満ち溢れている。

開け放たれたリビングからはいいにおいが漂ってきた。


「そんな・・・折角の茶誉さんの誕生日ですし・・・。」


 遠慮がちに後ずさる。


「だからよ!お母さんにはお話つけておくから、ね!」


 ばっちりと翔也と目が合った。

助けてくれとその目、顔は訴えていた。

でも、助けた下内。おもしろいから。

そんの意思を見せるために紙袋のテープを開けた。


「ね?ね!」


 容赦なく母はせまっていた。


「じゃあ・・・。」

「しっ!勝ったわよ茶誉!」

「おめでとう、お母さん。」


 最高の笑顔でいったあげた。

嬉しそうに台所に戻っていく母の後ろを歩いた。

そっと振り返ると、翔也の顔はどことなく嬉しそうだった。


「お。」


 紙袋を開けると袋の二重包装になっていた。リボンを引っ張る。

中身はごつごつしていた。

四角い淡いオレンジ色の少し大きい箱。

おいしそうなクッキー。色んな形がある。

あとは黒のワンポイント刺繍入りのマフラーが入っていた。


「君のはどれだね?」


 長ソファーの隣に腰掛けている翔也に袋を覗かせて聞いた。


「これ。」


 そういって出てきたのは淡いオレンジ色の箱。


「へー・・・。」

「開けてみ。」


 そろりと開いてみた。

中は割れ物なのかプチプチに包まれていた。

セロテープをはがし、本体を取り出す。

ひんやりと冷たかった。


「きれー・・・。」


 蝶や月、幻想的なデザインの銀色オルゴールだった。

ネジを巻かずに開けてみると、さらに中に物が入っていた。

懐中時計。それのデザインもオルゴールと同じようなタイプの物だった。

今度はネジを巻いてみる。


「この曲なんていうの?」


 綺麗な音だった。

でも、音楽は少し悲しいような・・・?


「さあ?」


 隣の顔を見ると、翔也の顔もどことなく寂しげだった。

オルゴールの音楽とは違うような寂しさだった。

 ふたを閉めると音楽はピタリとやんだ。

オルゴールは電気に照らされて輝く。


「ありがとう、翔也。すっごいサプライズ。」

「サプラっていうのか?まあ、うん。」


 母は台所から此方の風景を見てニヤニヤしていた。

1.【封印は解かれ、力は放出を始める】 つづき






「明日と今日、どっちがいい?」


「今日。」


「そっか。じゃあ後で行く。」


「うん。」




 プツン、と電話が切れた。


数学に苛立ちを覚えていたときに突然、翔也からかかってきたのである。


電話を切った後はなぜかスッキリしていた。


 数学を机のはじによけて別のノートを出した。


一番最初のページに手をかけた。


めくると、そこには人の絵と短い文が、ノートいっぱいに書かれている。


次のページも、その次のページも同じようになっている。




「結構たまったなあ・・・。」




 めくったあとが大きくなってきてから言った。


読む本がなくなってきて、書きはじめてから一ヶ月は経った気がした。


 元々小説を考えるのは好きなほうだった。


でも、完結させてことはほとんどない。


今度は登場人物も、どんな話かもろくに考えずに進めていた小説とは違う。


登場人物だけを書き、物語は一文も考えていなかった。


それでも、なぜだか登場人物を考えているだけでも楽しかった。


 また一人、というか書き途中だったキャラクターの続きを書こうとシャーペンを持った。




「いっ。」




 シャーペンの芯がノートに触れたとき、右手が痛くなった。


内側からさされているような、どうしようもない痛みだった。


痛みにシャーペンは手から転げ落ちていた。


左手で右手を包み、力を入れて握った。




「痛い・・・。」




 息をすることも忘れ、搾り出した声でつぶやいた。


すると、痛みはじょじょに和らいでいった。


ゆっくりと左手を外すと、右手の印が変わっていた。
しかし変わったといっても、色が薄くなっているだけだった。

「まあ!翔也君!茶誉ならいるわよ。」

 下から母の嬉しそうな声が飛んできた。

「茶誉ー!翔也君が来てくれたわよ。降りてらっしゃい。」
「今行くー!」

 ノートを閉じて廊下に出た。ひんやりしている。
 廊下の時計を見た。
翔也も可哀相に・・・こんな時間に来たら捕まるだろうな。
心の中で翔也を哀れんだ。






1.【封印は解け、力は放出を始める】 つづき




 見送ることもせずに手を振ってから振り向いた。

冷たい濁った金色の取っ手を握った。

あけると、中は暖かかった。


「おかあさーん?」

「あ、お帰りー。遅かったわね。」


 おいしそうな匂いが廊下に漂っていた。

 大声で呼びかけると、ひょっこりと母が台所から顔を出した。

何か焼いているのか、なべつかみを手にしていた。


「仕事はどうしたの?」

「お休みとっちゃった。なんてったって一人娘の誕生日だもの!」


 微笑んだその顔に胸が熱くなった。

両親は共働きで忙しいのにわざわざ自分の為に休んでくれるとは!


「さあさ、後はお楽しみなんだから二階にいってなさい。」

「え、なんかひどい。」


 仲間はずれ感を覚えながらも洗面所に向かった。


封印、解カレタリ―・・・・!


 冷たい水が手の泡を洗い流していた。

背中が冷たさでとても痛い。

水を止めてタオルで手を包む。


「何これ・・・。」


 ポツリと出た言葉だった。

利き手の、見てのほうに黒い印が浮かび上がっていた。

複雑な形をしていて、何を表しているのかが分からなかった。

先ほど手を洗っていたのに、とれていない。

油性だろうか。

そもそも、こんなものいつ描いただろうか?

 この時は、どうせ描いておいて忘れていた―・・・という落ちだと思っていた。








プロローグ



「貴女はね、気を強く持っていなくちゃいけない。分かったね?」


「うん。」


「よし。君は良い子だ。」


 その優しくて、大きな手が大好きだった。

貴女は今、どこにいるの?

貴女の顔が―・・・思い出が―・・・浮かばない。




第一章 【封印は目覚め、力は放出を始めた】


「なあ茶誉。」

「何。」


 少年はじっと少女のノートを見つめた。

少女はその視線からノートを守るように手を動かし続ける。


「その話、いつ作んの。ずっと登場人物ばっか考えてる。」

「さあ。でも登場人物考えるだけでも十分楽しいよ。」


 ノートには細かい設定や人相書きがされている。

少女は返事をしながらも視線が動かそうとは絶対にしなかった。


「なあ俺帰ってもいい?」

「待って。今終わる。」


 スティア、と名前を書きノートを閉じた。

手早く出していたものをバックにしまいこんだ。

椅子を入れて、二人並んで歩いた。


「あ、バイバーイ。」

「また明日。」


 廊下をクラスメイトとすれ違った。

校内は部活中の教室を除き、冷え切っていた。

息を吐くと白いものがすっと浮かんですっと消える。

 紅葉は落ちきっていないが冬が感じられる。


「今日誕生日だよな。欲しいもんとかある?」

「普通はサプライズじゃないのかねえ。しかも当日。」

「まあ、まあまあ。」


 私の友人にはこの関係や話にモドモドする!と言われたことがある。

恋人ではないけど、いつも一緒。

脈略のない時間でもとまりそうほどにゆるい会話。

つきあっちまえよもう!と怒られたこともある。

でもそんな気にはなれなかった。

一緒にいると安心するし、会話をしなくたっているだけで楽しい。

「彼氏」とかは違うような気がしていた。

 つぶやくように声に出した。


「マフラーとか・・・懐中時計とか・・・。」

「懐中時計って学生で手出せるものか?」

「さあ・・・でも貰えるとまず嬉しい。」

「ふーん・・・。」


 モソモソと話しているうちに家に着く。


「上がってく?」

「茶誉ん家寒いからいい。」

「あっそう。んじゃあげる、手え出して。」


 差し出された黒い毛糸の手にカイロを落とした。

のろのろと手が引っ込められて、ポケットの中に収まった。


「あんがと、じゃ。」

「ばいばい。」