La sucre 15th Anniversary
ラシュクレ15周年をむかえてのごあいさつ



ラシュクレは、おかげさまで15周年を迎える事が出来ました。

1999年の4月4日に麹町でラシュクレをスタートした日から15回目の春です。

早いものです。

その日の朝の事は、今も良く憶えていて
私とスタッフたちは連日連夜の開店準備で、体はへろへろなのに
気持ちはというと、オープンのわくわくとキリリと締まる気持ち良い緊張感で、かなりのハイテンションという何ともおかしな状態でした。

それからの日々はあっという間の15年のようでもあり、色々あった15年でもありますが、
15年という年月の積み重ねが出来たのも、オープン当時のスタッフの皆、協力してくれた家族、友人、恩師、そして何よりも変わらずラシュクレをご愛顧下さったお客様の存在があってこそ成立している「15年」です。

15年続けられたんじゃない、続けさせてもらえたんだ。
そんな思いが胸に広がる、本当にありがたい15回目の春です。


今日、少し時間が出来たので、買い物がてら近所を散歩しました。

澄み切った空からの春光に一瞬目を細めると、フラッシュバックのように15年前に見た春の日の光景が心によみがえりました。

今日と同じように、15年前の私は少しできた時間に買い物がてら歩いて、つらつらと、今回の独立で背負った様々な宿題や、私にとっては大きな船を動かし始めた事への心の高揚と同じくらい、
これから先、舵を切り続けられるだろうか?
万が一、切り損ねた時に私は迷惑をかけず、ちゃんと始末が付けられるのだろうか?
と、何とも後ろ向きな雲が胸に立ち込めました。

その時、まさに空の雲が切れて、まぶしい程に輝いた春の日差しと、こぼれ落ちそうに満開な千鳥ヶ淵の桜の華やかさが 私の目に飛び込んできました。

一瞬めまいを覚える感覚に襲われましたが、私の胸に広がった暗い雲はすっきりと晴れてくれました。

「まずは一日一日を、ていねいに頑張っていこう。幸いに健康な心身と、応援してくれる人たちと、来て下さるお客様がいるじゃないか」と、改めて襟を正してラシュクレへ戻りました。

初心にかえるなんて陳腐な事は言いたくないですが、私にとっては忘れがたい大切な思い出です。

少々カッコつけた文になってしまいましたが、15年の重みと16年目を迎えられる誇らしさを、私に持たせて下さった全ての皆さまへの感謝を思うと、これくらいのカッコつけでは足らない程です。
どうかお許しください。


改めまして、今まで本当にありがとうございました。

そして、16年目を迎えるラシュクレを、これからもよろしくお願い申し上げます。

2014年4月吉日 佐藤智恵子




         

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