※前回の続き。犬の受け取りは私のイメージしたものではなかった。
スーツケースレーンで直接ご対面と思っていた私と愛犬。
そんなスイートな期待は打ち砕かれ、自ら縄解きし救出。
日本の「当たり前」はここの「当たり前」ではないと知った瞬間でした。
自分たちが外国人になるわけだから慣れなければと思うけど、モヤモヤする…
複雑な気持ちを抱えながら、自分のスーツケースを取りに犬ゲージから数メートル離れました。
その瞬間。
見ず知らずのアメリカ人が犬ゲージにそろそろ近づいてくるじゃありませんか。
『まさか盗まれる⁉』慌てて戻ろうとすると、なんと彼、うちの子に熱心に語り始めました。
彼「●▽□?%#*@+●▽□?%#*@+???」
犬「………」
彼「●▽□?%#*@+●▽□?%#... Perfect!!!!!!」
私「」
どうやら我が子を褒めてくれているようです。
この後も2人くらいの方が寄ってきて熱心に話しかけていました。
飼い主はお邪魔かなと遠くから見ていました。
こちらの方は犬が好きなんだな。
ちょっと怖い思いもしたけどやっぱり連れてきて良かったかも…
少し気持ちが明るくなり、ゲージとスーツケースを引きずり税関へ進みます。
税関では日本で必死に準備してきた犬の書類一式を提出する必要があります。
受け取りに必死になって手荷物から出し忘れたので、
税関受付で出そうと担当者のお兄さんの前で立ち止まろうとしましたが、
お兄さん「はい、そのまま進んで(英語でそんな雰囲気)」的なことを無表情に告げつつ首を横に振って通過させられました。
…待て書類見ないんかい。
飼い主じゃない人が運んでいたらどうするの。
日本なら形だけでも見ます…よね?必死に準備してきたこの子たちの意味
ここはアメリカ。
想像の上を行くことが溢れる国だということを到着初日から体感。
手の上で転がされまくりました。
書類ノーチェックで空港を出た寝不足ボロボロ飼い主。
無事に御犬様を夫に対面させることができました。
その後は車で5時間かけ、我が家へ到着したのでした。
いやー本当疲れた。
疲れてぐっすり。長旅おつかれさまでした。
ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございます。
もっと事務的で簡素な文にするか悩みましたが、
少しでも異国の雰囲気をお伝えしたく、何より、
皆様のペットの渡航のお役に立てればと思い、
このような形を取らせて頂きました。
この記録が、誰かのお役に立てますよう願っています。
まだまだ犬&生活ネタがありますので、日々更新していきます笑
2023年が皆様にとって素敵な年になりますように…