「スタンププリーズ」~英語力0の私に待ち受ける試練の数々③~ | 犬と夫と私とアメリカ

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アメリカ生活についての徒然なる日記。

 

心休まる時間もなく、飛行機に滑り込んだわたくし。

 

着席しても我が子が貨物室で無事に過ごしているか気が気じゃありません。

 

テイクオフから1時間後、ソワソワ…

 

3時間後もソワソワ…

 

5時間後、気持ちが休まらないのでディズニーの「リメンバー・ミー」視聴。

 

感動して号泣。不安なくせに涙は出る、器用な女だと初めて知った。

 

視聴後、再びソワソワして、飛行機が揺れるたびに不安でいっぱい。

半日ソワソワした日なんて、人生でこの日くらいでした昇天

 

そんなこんなで12時間経過。

そそくさと飛行機から降り、急いでイミグレへ向かうと、たまげるくらいの大行列。

 

1時間経過。

イミグレのお姉さまに淡々とここに来るよう呼ばれます。

 

 

ついに、英語力0の私が英語を話す瞬間が来てしまいました真顔

 

1分1秒でも早く、「Hi」とか適当に愛想ふりまいてこの場から去りたいのですが、

主人からのミッションを遂行しなければなりません。

 

「VISAのページを開いて査証のスタンプをもらってきて」

 

よくもまあ、こんな難題を英語力皆無の私に課せるなと思いつつ、

これができなければ主人に怒られてしまうのも嫌なので、

恐る恐る 「スタンプ プリーズ」 と小声でパスポートを提示。

 

お姉さん、聞こえているのか忙しいのか、完全無視で

「●▽□?%#*@+ food ?真顔」と言ってきます。

 

”food”という単語は聞こえたので、きっと「変な食べ物持ってない?」と言いたいのかと勝手に解釈。

「No」というと「じゃあ行ってよし」的な雰囲気で次の人を呼び始めました。

 

『え、ちょっと待って滝汗スタンプ貰えないと困るんだけど。

 今日のミッションはスタンプと犬受け取りなんだから、まじ勘弁して』

 

恥を捨ててもう一度パスポート見せて頼みます。

「スタンププリーズ」

 

お姉さん、真顔で「●▽□?%#*@+●▽□?%#*@+真顔」と言いますが

英語が壊滅的な私はお姉さまの言葉でさらに混乱。再び、

 

「スタンププリーズ」

周りから見たらスタンプラリー好きな変な大人にしか見えません。

 

じっと私を見つめたお姉さま真顔無言で机から書類を出してきました。

 

【Need Your I-94 Admission Number?】とある小さいカード。

 

『ごめん、意味わからん真顔分からんけど、次の人呼んでるから退散だわ。

 旦那氏にこれ見せて自分頑張ったんですと弁解するしかない』←なに頑張った?

 

英語力の無さを落ち込む暇なく、今度は犬の受け取りです。

ついに我が子とご対面!元気かな、大丈夫かな??えーん

 

日本にいる間に日系航空会社のHP、コールセンターの方にも何度も確認し、

スーツケースのレーンに担当者が犬のゲージを持って待っており直接手渡しされることは理解していました。

 

お、スーツケースレーン発見‼

さあ、私の我が子よ!お待たせーーーー!

 

って、犬、どこにもいないゲロー(担当者も)

 

つづく。