海保が追い越しコースを指示=海自護衛艦衝突のコンテナ船に-7管

10月28日18時31分配信 時事通信

 海上自衛隊の護衛艦「くらま」と韓国籍コンテナ船「カリナスター」が関門海峡で衝突した事故で、第7管区海上保安本部は28日、コンテナ船が前方の船を追い抜く際、同本部の関門海峡海上交通センターが「左側を追い抜いてください」と情報提供したことを明らかにした。
 コンテナ船の運航会社は取材に対し、「右側から抜こうとしたが、指示を受け、左側から抜こうとした際に衝突した」と話している。

護衛艦「くらま」衝突事故 韓国海運会社「管制室から左側から追い越すよう指示」

10月28日12時47分配信 フジテレビ

27日夜、北九州市沖の関門海峡で起きた護衛艦とコンテナ船の衝突事故について、衝突したコンテナ船を所有する韓国の海運会社は、関門海峡の管制から「左側から追い越すよう指示を受け、事故が起きた」と話している。
南星(ナムソン)海運の担当者は「関門管制室から左側から追い越せとの指示があり、進路変更する途中に事故が起きたと聞いています」と話した。
韓国籍のコンテナ船「カリナスター」を所有する南星海運によると、船は韓国・釜山(プサン)を出港後、27日午後7時ごろに関門海峡に進入し、航行中の船舶を右側から追い越そうとした。
その際、関門海峡の管制から「左に曲がって追い越せと指示があり、左に曲がってから右に曲がる途中に事故が起きた」と説明している。
カリナスターは釜山と大阪や神戸を頻繁に往復し、船長も関門海峡を通過する経験は豊富だったという。