原作の小説が発売された当時、気になってた作品
表紙がとっても惹かれるデザイン
ただ、個人的に辻村深月さんの作品に馴染めず…原作は未読のまま
世間の評価は高くても読み難い本ってあるよね
アニメ映画化されると知り、鑑賞を楽しみにしてました金ローで観たよ。
かがみの孤城。
中学生のこころは学校に居場所をなくし、部屋に閉じこもる日々を送っていた。そんなある日、部屋の鏡が突如として光を放ち始める。鏡の中に吸い込まれるように入っていくと、そこにはおとぎ話に出てくる城のような建物と、6人の見知らぬ中学生がいた。そこへ狼のお面をかぶった少女「オオカミさま」が姿を現し、ここにいる7人は選ばれた存在であること、そして城のどこかに秘密の鍵が1つだけ隠されており、見つけた者はどんな願いでもかなえてもらえると話す。
孤城に集められた7人の中学生。
鏡の中に入れるという設定がもうわくわくする
集まった7人はランダムに選ばれているようで、とある共通点が。
一見、不登校とは無縁な感じの子が混じってるけど、一応個々の繋がりはある。
全体的にみると…何故この人がいるのかなぁ?って思う人が2~3人。←わたしがわかってないだけかも知れないからもう1回観る予定。
特徴があるようで自己主張が少ない子たち。
「こういう子いるよなぁ」「アニメキャラ的なバランスを感じるなぁ」と思った。笑
冴えない主人公がいて、太っちょがいて、金持ちのボンボンがいて、可愛い子とクラスの人気者ポジの子がいればアニメは成り立つ。←未来から来た〇〇型ロボットがいれば完璧。
ここからは、感想とネタバレ。
あきちゃんが制服着て城に来た時、時間軸が違うって気付いた。←制服の着こなしが古かったから。
マサムネが「現実世界で会いたい」と言った時、みんな学校に行ったのに誰にも会えなかったから、やっぱり同じ世界線にはいないんだなぁーと思った。←中学はいっしょでも通った時期が違う。
会えなかったけど、共通の人物が絡んでくる。
ここに矛盾を感じたのはわたしだけかな?
時間軸がズレてるはずなのにあの人は歳をとってないように見えた。(後からわかるけど、各自7年ずつ年齢差がある。)
見た目の印象で、あの人は〇〇ちゃんなんだろうなぁーって思って観てた。
たくさんヒントが盛り込まれてるから謎解きとしてはちょろい。←言い方w
おおかみさまの正体もあっさりわかった
リオンのおねいちゃんの病室シーンがヒント。
おおかみさまの正体がわかれば、何故この城が存在して何故みんなが集められたのかが見えてくる。
推理小説ばっか読んでるから、ついつい深読みして素直にストーリーを楽しめない性分すべての作品が謎解きベースな訳ないのにw
推測しては「あー。やっぱりなぁー」「うん。知ってたー」ってなっちゃうけど、先が読めるから悪い作品って訳ではないわたしの見方が悪いだけw
そういえば、気のせいかも知れないけど、物語が進むに連れ、城の暖炉部屋のソファーの位置が微妙に変わっていた気がするんだよね。
真夏でも暖炉ついてるのは意味があったんかな?とか。
いろいろ見逃してる伏線がありそう。←マジで伏線満載だった。
自分が中学生でこんな世界に飛び込めたら絶対わくわくするし、いじめとか不登校がテーマだけど、ツライ状況でかけがえのない出会いを得られるのが本当に素敵。
オルゴールの使い方とか、現実世界とかがみの世界がオーバーラップしていくシーンとか、すごく良かった。
ラストも綺麗にまとまっていて、とても好きな世界。
個人的にちょっと謎が残ったので、そのうち原作にチャレンジしたい。
おおかみさまの声が芦田愛菜ちゃんだって気付かなかった。
もう少し幼い声の方が良かったんじゃないかな?って思ったけど、ミステリアスな存在にするためにわざと大人っぽい声にしたのかな?とも思う。
北村匠海って意外となんでも器用に熟すよね。すごいね。