タイトルに惹かれて読んではみたものの…
闇が深すぎて覗くのが怖くて怖くて
非常に読むのが辛かった
殺戮にいたる病/我孫子武丸
エログロやん←好きくないジャンル。
ネクロフィリアとかカニバリズムとか異常性愛・エログロが苦手な人は読まない方が良い
とはいえ、推理小説としては傑作なんだと思う。
初めから犯人がわかっている古畑任三郎スタイル。
犯人・元刑事&被害者家族・加害者家族の3視点から描かれてるんだけど、それが「十角館の殺人」と同じ手法で個人的には読みやすかった。(内容的には読み難かった)
実際にあった事件、世界的に有名な殺人犯が出てくる。(作中の犯人の推察のため)
東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(通称・宮崎勤事件)も登場する。←作品の犯人像がが宮崎に酷似。
この本をもうすぐで読み終えるというタイミングで、たまたま見た「なんだコレミステリー」で宮崎事件に携わった検死官(佐藤さんだったかな?)が出ていて、当時あった不思議な現象について語ってた。
なんたる偶然
これも一種の引き寄せなんだろうか。こんなん引き寄せんでえぇ。
作品の特性上、感想を述べるのは難しいけど、最後のどんでん返しをみて、何故わたしはまんまと騙され続けたのか読み返して確認したいと思った。
誰にも薦められないし、本棚に並べるのも躊躇われる作品。
幸いわたしはkindleで買ったから本棚のラインナップを見られる心配はないww
読んでみたい我孫子作品。
数日前に「十角館の殺人」も読了。
10年以上ぶりの再読だったけど、流石に犯人は覚えてた。
犯人わかっててもやっぱ面白い。
これこそ映像化不可能な作品だけど、知らぬ間に漫画化されてた
犯人がどう描かれてるのか気になる