以前、40分くらい観て挫折した映画『凶悪』に再チャレンジ。


前はこれが実話ベースの映画だと知らずに観て糞つまらん映画だなと思ってリタイアしました。


今更だけど、『上申書殺人事件』の存在を知って、続きを観ようかと。


ゴミ屑以下の人で無しばっか出てくるから【胸糞】なんて言葉じゃ片付けられない…


【凶悪】って言葉ですら生温い。


人間の定義って何なのかなぁ?


人の形ランニングしてるけど、コイツ等は同じ人間なのか?


まぁ、本能のまま欲望のまま邪魔者を排除して財産を奪う辺り、本来の人間らしい姿なのかも知れないね。


はい。


ご本人登場。

極悪人は晒す主義


《写真左》
本名・後藤良次(死刑囚)
役名・須藤純次(ピエール瀧)


《写真右》
本名・三上静雄(無期懲役で服役中)
役名・木村孝雄/先生(リリー・フランキー)


山田孝之が演じるのは、明潮24の藤原修一記者。


実際は「新潮45」の記者でのちに週刊新潮の編集長に就任した宮本太一氏。


上申書殺人事件の概要を超絶簡単に説明すると、悪事の限りをやり尽くした後藤はとある殺人事件の容疑で捕まり死刑囚に。自分だけ捕まって事件の首謀者である"先生"はシャバでのうのうと生きてるのが面白くなくて、まだ明るみに出ていない《3つの殺人》を雑誌記者である宮本氏に告白して先生も道連れにする作戦のやつ。


3つの事件とは。

・石岡市焼却事件
・北茨城生き埋め事件
・日立市ウォッカ事件


3つのうち、ウォッカ事件のみ保険金目当てで殺害を依頼した被害者の家族3人(共謀罪でのちに逮捕)が証言し立件されたが、他は証拠不十分により棄却。


殺したのは1人だけなので、先生は死刑にはならなかった。


このさ、殺した数ナイフ判定どーにかならんかな。


実際関わってる事件もっとありそうだし、拷問チックなことしてジワジワころ助して笑ってるような屑人間ぞ。


【無期懲役】ってなんのために存在するのか。


善良な国民が真面目に働いて納めた税金で犯罪者は寝る部屋と食事を与えられ、ある意味世間様の攻撃から守られて生きていく訳だ。


終身刑と違い模範囚なら出て来る可能性もある…


死刑撤廃を望む声もあるけど、むしろ無期懲役を撤廃して欲しいと思ってしまう。


冤罪の可能性だけを考えると死刑は無くすべきなんだけども…


立場が変われば考えも変わるから何がベストかなんてわかんない。


でもさ、コイツ等みたいな凶悪犯が塀の中でのうのうと生きてるのがわたしは許せない。


って、実録系犯罪映画を観る度に思う。





このゴミどもが起こした事件の数が多すぎてアレなので、詳細はこちら。


↑これが1番わかりやすいかな。


『冷たい熱帯魚』のモデルになった『埼玉愛犬家連続殺人事件』と比べると、映画も事件自体にも全く魅力を感じない。

前者も極悪非道でガチヤバい事件なんだけど、元々普通のごく普通の人が巻き込まれて犯罪を繰り返してしまったり、主犯の関根元がサイコパス過ぎてある意味ファンタジーで現実味がなく、主犯者と共犯者の関係が面白かったりしたんだけど、『凶悪』はリアル屑のその辺におる893かぶれの損得勘定しかできない・我欲の塊なオッサンが私利私欲のためだけに犯罪犯してるだけなんで心理面含め全く惹かれなかった。





でも、宮本さんの著書には興味がある。


久しぶりに図書館行こうかな。