『おくりびと』鑑賞。

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海外でも上映されたんですね。





ネタバレ。





小林(本木)は所属していたオーケストラが解散になり、故郷へ帰ることに。


たまたま見つけた求人に飛びつき、チェリストから納棺師に転職。


半分騙されてこの職に就いた訳だけど、なんやかんやで場数を踏んでやり甲斐を感じはじめる。


なんとなく、言いそびれていた妻や友人に仕事のことがバレ、友人には『もっとまともな職に就け』と言われ、妻には『触らないで穢らわしい』とまで言われてしまう。


わたしは、このシーンが本当に本当にショックでした…。゚(。pдq。)゚。


最期に体を浄めて綺麗な姿で家族や友人とお別れする儀式のようなものを穢らわしいと言われてしまうとは。


妻は実家へ帰り別居することになる。


離婚の危機が迫っていても小林は納棺師を辞めることはなかった。


妊娠がわかり妻は戻ってくるが、『子供に胸を張って言える仕事なの?』とまた転職を勧められる。


話し合いの最中、友人の母(風呂屋のおばちゃん)が急逝。


小林が納棺を行うことに。


友人・妻の前で立派に旅立ちのお手伝いを披露し、やっと納棺師という仕事の素晴らしさを認められる。


わたしは、この風呂屋のおばちゃんが亡くなる(納棺)シーンが1番泣けました。


最後は小林が子供の頃に不倫して出て行った父親の納棺シーンで終わります。


何というか、ラストが出来過ぎていて逆になんとも思わなかったのは、単にわたしが父とケンカ中だからかも知れませんw


子供、オカマ、孤独死の老人。


様々な死と家族の想いが描かれていますが、笑えるシーンもあって、テーマの割には重苦しさはなくあっという間の2時間でした。


人生の選択に迷っている人に勧めたい作品。







続けて、昨日放送された『がん消滅完全寛解の謎を観ました。

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このミス大賞獲った話題作のドラマ化。


ネタバレ。


ステージ4の末期癌患者(シングルマザー)が短期の治療で完全寛解(ガンが完全に消滅)する。


障害のある幼い子を持つ彼女は、リビングニーズ特約により生前給付を受けており、社員(まゆゆ)が保険金詐欺を疑いはじめる。


1人なら、絶対にナイとは言い切れないが、同じ生命保険会社から2人目の末期癌患者(ニート)がリビングニーズを受けた後完全寛解するという奇跡が起こる。


どちらも夏目(唐沢)が余命宣告しており、疑念が深まっていく。


その後ニートが何者かに自殺に見せかけて殺され、夏目が担当を外されて転院した患者までもが殺害される。


詐欺・殺人の容疑をかけられ窮地に追いやられる夏目。



・たまたま勧められたアレルギー検査で癌が見つかるなんてことがあるのか?


・早期発見のはずなのに精密検査の結果ステージ4って…進行が早過ぎないか?


・不認可の新薬が絡んでいるとして、癌じゃない人に抗がん剤を投与して健康被害はないのか。


・犯人の目的は…



事件の真相は二転三転どころか、何転もするので集中して観ないと置いてけぼりになりますw


真相はネタバレしませんが、


ひとことで言えばとんでもないドラマでした。


医療従事者のかなり屈折した正義。


命を救う為とはいえ、やり方は完全に間違ってます。


続きそうな終わり方だったけど、続かないで欲しいです。←観るの疲れるからw


てか、唐沢寿明さんが白衣を着ると白い巨塔の財前にしか見えなくて困るw





日本人の2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で亡くなっています。


癌は国民病と言っても過言ではありません。


今の医療ではまだまだ不治の病ですが、完治できる時代が来ることを願います!