8月空 揺らした小指の約束
嘘のない、優しくて、誠実な言葉。
やっぱりあおちゃんは、彩冷えるを守りたかったんだね。
五人みんな、誰ひとり間違ったことなんて言ってない。
誰ひとり悪くなんてない。
こんな終わり方は誰ひとり望んでなかった。
「今後のことを考えられる状態じゃない」
どんなことがあっても、前だけを見て私たちファンを不安にさせまいと走り続けてきたあおちゃんが
初めて吐いた弱音。
人生最後のバンド。
あの五人でしか在りえないバンド。
あおちゃんの全てだったバンド。
失ったものが、あまりにも大きすぎる。
どんな言葉をかけてあげられる?
何をしてあげられる?
ただ、信じてあげることしか出来ないけれど。
ただ、「大丈夫だよ」と言ってあげることしか出来ないけれど。
あおちゃんは一人じゃない。
彩冷えるのメンバーがあおちゃん一人になっても、ステージに立つのがあおちゃん一人になっても、
そんなのぜんぜん構わない。
欲を言えば、もう一度五人で、一度だけでいいから「五人の彩冷える」のステージを見たい。
だけどそれ以上に、お願いだからあおちゃんに歌うことを止めないで欲しい。
欲張らないから。
もうこれ以上わがまま言わないから。
あおちゃん、居なくならないで。