いすたんぶ~るに棲む悪魔 | 昨夜のわたくし

いすたんぶ~るに棲む悪魔

トルコはイスタンブールに出張していた筆者であるが、出張先でトルコ系おかま(以後“トルかま“)に悪魔のような仕打ちをうけた事をここに報告せねばなるまい。


ロンドンの事業会社勤務で元トルコ陸軍特殊部隊(マウンテン・コマンダー)
上等兵のジェ○君に頼まれた会議の為、早朝からアンカラへ赴いた筆者であった。

トルかまは朝7時に筆者が滞在する木賃宿に迎えに来るはずであったが、起きたのが6時30分だそうである。
まあ、わたしも鬼じゃありませんから、これは許そう。
筆者が7時5分前には木賃宿の入口に出てしばらく待った頃、ようやくトルかま登場である。
この時点で、読者諸兄は“イスタンブールは気温12度ほどで、結構暖かい”という事実を記憶しておいていただきたい。

トルかまは、髪の毛の寝グセもそのままに、不景気な顔してやってきやがったのであるが、「すみません寝坊しました」と言うわりには、何故かダウンジャッケット(但し安物)を着込んでの御登場である。
筆者は秋物のスーツ(但し高級品)のしである。
この時、トルかまが一瞬ニヤッとしたのを筆者は見逃さなかったのであるが、時間が迫っていた事もあり、空港へと急いだのであった。
この時点で、どちらかというと筆者的には汗だくである。


なんとか搭乗機に乗り込み、約1時間でアンカラ到着である。
飛行機のタラップを降りようとした筆者はバビッた。景色がややおかしい。見慣れたアンカラ エッセンボーア空港ではない。

全体的に色が白い

積雪である。

気温マイナス1度だそうである。
吐く息も白い。

ハメられた!

トルかまは、この状況を前日より御存知だったのである。従ってダウンジャケット(安物)着装で御登場ある。

しかも自分だけ!

筆者は、何も聞かされておらず、スーツ(高級品)のしである。んでもって、あのニヤリである。
ふと横を見ると、あのかま面で、「ざまあみろ」と言わんばかりの笑顔である。
なんぼ修行のおかげで気合が入っており、寒さに強い筆者とはいえ(注:肥満しているからではない);


寒いなんてもんじゃねえーーーーー!

てめえ殺す気かーー!!

マイナス1度でコートも着てねえの俺だけじゃねえかよ!!!


いいか、トルコ人ども!!

わしは貧乏だからコート着てなかったんじゃねえぞ!

ハメられただけだからな!!!