12:02 僕は、彼女の部屋に入った。
『聴こえますか?』と彼女。
『聴こえますよ。こんにちは、シュリさん。』と僕は答えた。
『らすとさん、2回目ですね。お会いするの。』と彼女。
『そうだね。』と僕。
二人は、しばらく天気の話なんかをした。
7月の初旬なのに、日本は少し寒いくらいだった。
『2曲目が、できたのですね。早かったですね。』と彼女。
『はい、とても早くできました。』と僕。
(本当は、早く逢いたいから早く作ったんだけど、そうは言えなかった。)
『聴かせてください。』と彼女
『はい。』と僕
僕はOvationを抱えた。
そして、FM7のCODEを押さえた。
♪不思議だね 心の中は・・・自分でもわからない
♪きみの写真みつめて・・・僕はさまよう
https://youtu.be/FCMLxg7RrW4?si=KjLhTBrXDFhmkPR4
歌い終えた。緊張する。それに声が震えた。
でも、彼女が拍手をしてくれていた。
『よかったです。』
『ありがとう。』
『わたし、らすとさんの声。とても好きなんです。ハスキーで。』
『ありがとう、うれしいです。』
『らすとさん、また次の曲ができたら、聴かせてください。』
『こちらこそ。真剣に聴いてくれてありがとう。』
『それから、この前の曲。また聴かせてください。』と彼女。
『そうだね。ありがとう。それじゃ、またね。』
『今日は、ありがとうございました。』
『らすとさん。いまの曲、なんて言うんですか?』と彼女。
『Fairyです。』と僕は答えた。
僕は、彼女に逢うためにここに来た。デジタルの森の中に。
Can you read my mind? Syuri・・・