あくまでも私個人的な全体的なイメージで語りますが、印象的には山一證券が潰れた90年代後半あたりから、どんどん日本には外資や海外の力そのものが流れて強大になってきました。
その頃、今で言うところの「人工知能が、人工知能が」みたいな感じで「外資が、外資が」と言うことで、日本人は映画「シンゴジラ」の時のように騒ぎ慌てふためきましたが、
そもそもこの世というものが、地球上に生きてる人間が日本人だけではないということを考えたら
「グローバル化の波が押し寄せる」と表現するよりも「グローバル化の海の中に入っていかなければ仕方がない」と表現した方が適切であり、それは当然の流れなのです。
そんな中で判明してきたこのゴーン事件の中身。多くの人の心の中にゴ~ンッ!と大きな鐘の音でも鳴ったかの様な衝撃でございますが、そんなオヤジギャグを言ってる場合ではございません。
そもそも日産は当時、数字的な法則、物理法則のまま、そのまま倒産する流れだったのかもしれませんが、会社を残すためには簡単に言うと人件費を減らせばいいことです。
ただ旧来の日本人的な感覚で言えば大規模なリストラは人間味がないとして、できません。そこで日本人の社長時には、そんなことはできないので、日本人達は外国人の社長を持ってきて「これからはリストラが当たり前なんだ」という半ば流行的な雰囲気にして、どんどんリストラをして日産の業績は V 字回復したのです。日本人の社長であればこれは無理だったでしょう、
本来、人間の「私生活」と「仕事」というのは別々に考えなければいけないのですが、日本人は仕事に自分のプライベートや生活、または家族的なものまで持ち込んでしまうので、(例えば、家でできることを会社に持ち込んでやろうとか、そんな感じで、会社が自分の家の一部になってしまっている。だからと言って日本の土地が狭くとも、カフェで仕事するのも、この思想の延長線上にある)
「仕事すればする程、凄くてカッコイイ」みたいになって、外国の仕事のやり方からしたら相当、生産性に無駄がこれまであったと思います。
しかし幸いにも高度成長期だった為、その無駄から起こる損を超える利益があったから赤字にならなかったのです。 自分より偉い人と酒を飲んでるだけでも仕事が貰えた時代ですから、酒飲みながら仕事してた様な物です。田中角栄さんも酒飲みでしたから、日本全体の行く先も半ば、酒飲みみながら国家運営してた様な物です(笑)
それを数字法則・物理法則のまま、本来の姿に戻した一人もまた、ゴーン氏だったのかもしれないません。しかし彼が日産を見た時は、もうすでに何をやってもダメだったのは分かっていたのかもしれません。
もはや当時でも、通常に知れ渡る一級レベルの外国経営的な手法でメスを入れても無駄だった為、本当の意味での「諸刃の剣」の様な手法しか思いつかなかったのかもしれません。しかしそれをやると自分も傷付く。だから自分も傷付く代わりに、旨みをよこせと言う事でこうなってしまったのかもしれません。いずれこうなる事は自身も無意識的にもわかっていた・・・のかもしれません。
外国人というのは日本人と違って目をきちっと開いて、じっと見つめるように物をしゃべります。例えばロシアの高官が話している時に、目をつぶっていたから、お返しに日本人がしゃべってる時に、こっちも目を閉じてやろうと思って話を聞いていたら日本人は「良く、話を聞いてくれた」と喜んだそうで、それほど日本民族と他民族の表情的・挙動的な文化の差異は大きいものなのです。
ゴーン氏には他の役員が何も言えなかったと言うことですから。今回の事件発覚の背景には、根本にはそう言った日本人の性質と、人種間の性質の違いがネックになってると思うのです。中東の人というのはコーカソイドに近い人種であり、日本人は時にはトルコ人もアメリカ人も区別がつかなかったりします。
だから日本人は同じ東アジア人(これらの人も本来外国人ですが、通常「外人」とは言いませんね)に対しては何も思わないのですが、彫りの深く鼻の高い人たちに対しては何でも「外人」だとして
西洋人コンプレックスと同様な物を感じてしまい、訳がわからないので持ち上げるだけで済ましてしまうのです。
当時、日本全体からみて、なんだかんだ何も考えずに倒産しそうになったところ、適当に外国の人を代表にして、それまでの自分たちの仕事のできなさを棚に上げておいて「外国人万歳」みたいな感じで、盛り上げておいて、(それは何かハリウッド俳優が日本にやって来ると日本の主婦達が大騒ぎするかのように)その代表者の独裁が度が過ぎてしまってそれを止めることができなかったのが、今回の事件に至った理由なのではないかと思うのです。
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今回の事件を避けるためには、すでに倒産するべき時に倒産するしかなかったのです。外国流のやり方で何とか持ち越したのですから、外国人経営者によっては、かなりグレーな部分で戦略をとる人もいるでしょう。Facebook社なんかも極端に税金を払わなかったりしましたが、こういうのは旧来の日本人の社長ではできません。
グローバル展開で色々な大胆戦略をとられたら、日本人には、まるでインターネットで英語のページを見るかのように訳が分からなくなってしまうのです。凄腕の才能が日本に来たら一気に乗っ取られてしまうのではと思ってましたが今回、間一髪のところで止めることができました。
ただ大胆な行動ができない日本人のままであれば、これからも物理法則的にも、成るべくして日本の船は傾いてゆくのは当然の流れなのです。今回の事件に関しては日本がこれまで、村社会の中で、いかに何も考えてこなかったかというの思い返すべきなのです。
お読み頂き誠にありがとうございました。
江嶋ゆきひろ


