| 帰ってきたヒトラー[DVD] / 洋画
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これはかなりお勧めです。
単に悪として片付けるのではなく
独裁者が現代社会に蘇った時の危険性をシュミレーション!
独裁者ものとしては数年前に見た金正恩を扱った映画「ザ・インタビュー」と比べてみても
こちらの方が個人的に評価が高いものとなっており100点満点中90点以上だと思います。
ドイツといえばハーケンクロイツやナチス関連が違法だということで
こういった映画は普通に大丈夫なのかなと思ったのですが
「ザ・インタビュー」ではハリウッド映画なためにアクションエンターテイメントよりですが
こちらはドイツ映画ということでテレビドラマのようなカット割り部分も見受けられます。
しかし原作がドイツ本国で大ヒットした小説ですのでシナリオが面白く、
単に悪として片付けるヒトラーではなく
現代に蘇ったヒトラーに対して反応する人々の動向にも注目です。
なぜか死んだはずのヒトラーは現代の草むらで目を覚ましました。
そのうちキヨスクの様な新聞屋で宿泊しながら自分が死んでからの経緯を知りました。
そこで自分自身は死んでいたとされていて現代が2011年でインターネットやテレビがあることを知ります。
そこで彼は周りからすると物凄く忠実にヒトラーを再現したものまね芸人として周りから見られるわけですが、
もちろんヒトラー本人なので、その一言一言がリアリティを追求した演技だと思われてしまいます。
もちろん素の部分も普通の人ではなくヒトラーそのものなので
そこの部分を突っ込まれても、なお自分ことがヒトラーだと言い
ヒトラー的発言をするので、そのモノマネ芸人の言っている事が
嘘か本当かの見分けがつかなくなり、さらに大人気を博すようになります。
現代社会に蘇ったヒトラーがモノマネ芸人として扱われながらも
そのカリスマと演説力によって人々を魅了するわけですが、
やがて以前、自分に噛み付いた犬を射殺してしまったことがバレてテレビ番組を降板されられます。
そこで今度は、だんだんドイツ国内政治的問題を扱うカルトな作家として取り扱われることになり、
保守的ミニ政党などと交流を交わしたりして、
これまで自分が目覚めた時からの、彼自身の経験を記述した、
つまりここまでの映画のシナリオそのままの経緯を述べた本を書いてヒットさせます。
・・・さてこのような映画ですが実際にこのような人がいたらやはり
極端にヒトラーの影響を受けてヒトラー自身になりきったカルトな活動家だと思ってしまいますね。
ただ映画に出てくる周りの人達一部は。やはりヒトラーの再来として受け取っているらしく
最終的には彼が数人の怪しい支持者たちと何かをしようとしている時に、
それまで目覚めた時からの彼の友達であった人間が
過去の映像から超常現象が映ってたのを目撃したために、
本当のヒトラーだということが決定づけられてしまい
撃たれそうになるのですが、
その時またしても超常現象的なことが起こり
ヒトラーは撃たれる前に瞬間移動してました。
ヒトラーを打とうとしたその有人は「彼は本当にヒトラーだ」と騒ぎ出してたので
逆に頭のおかしいことを言い出したということで精神病院に入れられてしまいます。
そこでヒトラーは、かつてのテレビ関連の女性ビジネスマンとともに車に乗ってるシーンで終わります。
これなら続編が作れそうな感じですがどうなのでしょうか。
この映画のヒットを受けて日本とともにかつてのドイツ同盟国だったイタリアでは
ムッソリーニを題材にした同作品のリメイクを作ったらしいですが日本ではどうなのでしょうか?
お読み頂きありがとうございました。江嶋ゆきひろ