外資系証券会社を突然解雇されたFXトレーダー 続き
いやさあ
別に驚くことじゃないわけ、今時解雇なんて
でもそう何回もあることじゃないしね。
年末からのマスコミ見てるとリーマンをはじめとする外資金融マンバッシングみたいな
流れあって、皆が皆そうではないと思ってたんだわ
首斬られるのなんて誰だって嫌でしょ?このブログではそういう事実を書いて
これからどうしようって、自分に問うものでありまた同じような立場の人たち
外資でなくてもさ、あとこれからこの世界入ってくる人たちにも現実を理解してもらえればなという
我ままでおせっかいなブログです
じゃあ昨日の続きね
さああ
どうしよう
オフィスを出た俺はどうやって自宅までたどり着いたか覚えていないぐらい実は動揺していた
なんて書くと安物の小説みたいだけどマジでそうだったかも
自宅と会社はいつもタクシー通勤、往復4-5千円。
その日はなぜか最寄りのJRの駅から山手線に乗っていた
フアフア浮いているようなあしどり
自宅のソファーでAGREEMENTレターを読み返した
本日より90日の給与、有給の買い取り、勤務年数に対しての退職金は払われる
しかし2008年度のパフォーマンスに対するペイはなし。
ちょっとちょっと
そりゃないでしょ
外資にいてそれは、、、、、。
内容は泣き寝入り
怒りに目が覚めた俺は知り合いに片っ端から電話したのであった
何人かの友人に紹介してもらった労務関係専門の弁護士に後日相談してみようと。
頼むよ弁護士、俺は怒っている戦うぞ!と缶ビール開けたら爆睡してしまった
外資系証券会社で突然解雇されたFXトレーダー
1月末のある日の午後
本店から来ていた外人上司に呼ばれ会議室へ
一瞬いやな予感が、、、
でもまさか俺が首にはならないでしょ、、昨年も収益ターゲット達成しているわけだし
と、、
会議室に行くと人事部のヘッドの外人女性
ああああーあ
やっぱ解雇だわ
その上司から開口一番、、I AM SO SORRY BUT,,,,,,
解雇命令でした
おいおいホンマかいな
しかもなんでこの時期に?年末であれば理解できる、現に何十人単位でその会社は解雇したので。
気持ちを落ち着かせようとしたがやはり無理です。
とりあえず渡された10ページほどの書類に目を通そうと努力しましたが、、、
すべて英語のリーガルドキュメント。
その書類のタイトルがアグリーメント
なんじゃそりゃ
なんも同意しとらんど!!
その同意書には会社都合解雇とは一切書かれておらず自己都合で退社するにあたっての手続きやら
退職金、未払いの給与に関する数字が小さく並んでいるだけでした
外人の上司は「金融恐慌によりハイリスクなトレーディングは縮小することになった
なので君がやっているポジションは必要でなくなった
本当に申し訳ない」と。
人事の外人女性は事務的に読み終わったら最後のページにサインしてくれとペンを差し出しました
こんなもんサインできません、納得いきません、時間をくださいと言うと
書類にはその同意内容の期限が1週間と明記されていてそれにサインをしないと退社条件が
変わるとまた事務的にその女性に言われたのでした
「OK わかったよ じゃあ自分の席に戻って荷物取って帰っていいか?」
「それはOKです、ただ周りの人間には解雇されたことなど一切言わず黙って帰って下さい
デスクの引き出しの中のものなどは人事が立会い処分して自宅に郵送します」
そう言われて初めてこの解雇通告に怒りを感じた
私はなんも会社に悪いことはしていない
むしろ儲けてきたじゃないか!
なんでこんな犯罪者のような扱いを受けるんじゃ!と
デスクに戻りPCに残っていたメールはすべて消し
ブルームバーグでのチャットでつながっていたマーケットの同業者には
「今クビになった GOOD BYE」と一言、あまりかっこいい言い方ではないが一斉送信した
もう20年近くやってきた仕事
これ一筋
いつかこんな日が来るとは思っていたがまさか、、、
何人も見てきた、こうやって職場を去っていく人たち
さあクビだよ
さあどうしよう、これから
住む所はある、多少の蓄えはある
それだけでもありがたいか、、
さあほんとどうしよう