「じゃあねっ♪」

軽く手を振って、笑顔で颯爽と歩いていく母。


母には勝てないな。


さすが母です。


こんなバカな娘の決めた、突然の旅立ちを、


猛反対していたはずの母のが。


じゃあねっと、簡単に笑顔で見送る母。


本当は寂しいだろうに。


本当は心配でしょうがないんだろうに。


母を一番よく知っている私だから。


痛いくらい感じるのに。


かっこいいよ。


母はかっこいい。


じゃあねっ。


軽く手を振って、母は振り返りもせず、また仕事に向かう。


母も、私と同じ歳に、実家の反対を押し切って、


父と結婚をするため、実家を飛び出した。



私は母はもっともろいと思っていた。




侮ってはいけないな。



母は強い。



母なんだから。




素敵な笑顔、ありがとう、お母さん。



強くなってまた帰ってくるから。




待っててね。





ずるいね。


結局、大切な人ほど、大好きな人ほど、


大好きだから逃げたくなる。


ずるいね。


傷つくことから、自分の思いから逃げてしまう。


ずるいね。


最後まで、情けないままの私を許してね。


どんどん、今も遠くなるあなたを、


受け止めるだけの余裕はまだないけれど。



一生忘れないから。


一生、忘れられないから。


逃げてしまう私を、許してね。



お酒の力を借りて、



あなたに最後に思いを告げられたこと。



後悔していません。



立ち止まるなと言ってくれたあなたの強さ。



私は助けられてばかりだったね。




ありがとう。





心から、ありがとう。


珍しく、恋をしている私は、


唯一、一つの願い事を、


「あの子からもぅ一度、連絡が来ますように。」


にしてしまった・・・。




願い事に効くって友達にもらった、京都、鈴虫寺のお守り。


一世一代の願い事をしようと、ずっと大切にしまっておいたのにね(笑


結局、ものすごく小さなお願い事を、真剣に、


京都に向かって願ってしまった・・・。




何してるんだか。



何してるんだか、  



が、



恋してるんだなって感じで、居心地悪い。






願い事、叶ってくれるのか…?あせる