子供のころの夢1 | 『最後の授業』担当者ブログ

子供のころの夢1

こんにちは。常盤です。



最後の授業 』を読んでくださった方の感想でよくお見かけするのが、「これを読んで、私も子供のころの夢を思い出しました」というもの。


わかります、それ。



私の夢のリストのひとつに、「マーシャラーになる」というのがありました。

マーシャラーってご存知ですか? 飛行機が空港に着陸してからスポットインするまで、パドル(卓球のラケットみたいなもの)を振って誘導する人のことです。


熟練したマーシャラーのパドリングは本当に上手で、オンラインでピタッと機体を停められるんですよ。






いまでも、飛行機に乗ると何がいちばん楽しみかっていうと、座席についたモニター画面で着陸時にマーシャラーの勇姿を見ることなんです。


無事に仕事を終えて、コクピットにいるパイロットに向かってマーシャラーが手を振ったり親指を立てて労をねぎらっていたりするのを見ると、「グッジョ~ブ!」っていう気持ちになります。




ちなみに、私のこの夢は父に全力で止められました。


父いわく「クルマだって満足に運転できないのに、あんなにたくさんの人を乗せた乗り物を誘導しようなんて1万年早い」とのことで、ええ、おっしゃるとおりだと思います。


自宅で車庫入れしたとき、バックしながら壁面にサイドミラーを思いっきりゴリゴリ擦りつけて車庫を半壊させたことのある身としては反論の余地などあろうはずもなく(人間って、焦れば焦るほどブレーキとアクセルを踏み間違えるんですよねぇ)、素直に別の道を探すことにしたのでした。



それから紆余曲折を経て、なぜかこうして書籍編集者をやっている私。
こんな人間にも務まる仕事がこの世にあって本当によかった。



おまけ映像:息抜きにどうぞ。