「ロボうのいし」
ああそれって
石川啄木だったっけか。
昨晩の出来事、私が部活から家に帰ってから、
本物の兄の妹?が帰って来て、
私がどうもニセモノっぽいってのがおよそ確定しちまった。
アメリカ帰りの、実のいもうとさまは、退散まぎわに何か兄とうまく口車合わせて、
実は『いとこ』だよみたいな、今さら苦しい言い直しして去って行ったけど、
あれでごまかしたつもりか、私にはお見通しなんだが。
「こんにちは、ファイナル。どうしたのですか、何か元気なさそう」
私の目の前をうっとしくフワフワ浮かんでる、四角垂の物体は未来から来たアンドロイドのパイラム。
人型してないのになぜアンドロイド?ロボットじゃないの?と聞くと彼女少し怒ったように、
アンドロイドの区別は、搭載されたAIの性能に基づくもので、
膳所ぱる子さんのように、人間に似通ってても、
AIが低レベルだったら、アンドロイドて呼べないんだって。
まあそんなことどうでもいい、それより今は陸上部の練習の時間、
なんでパイラムがいるの?
「私ですか。実はこちらに参加してる、フィオーラの動向を監視するため
抜けがけされないように、てかただ関心があってよ」
何かつい本音が出たぞ、あんたら競って私をそれぞれの元いた世界に連れ帰りたいのね。
このパイラムは私を究極のアンドロイド、ファイナルバージョンと信じてるらしい。
でもどう見てもあんたここじゃ浮いてるよ、確かに物理的にもふわふわしてますが。
何か陸上部に似つかわしくないわ。
「ちわーっ、あれ?あなたどっかで見かけてなかった?
確か八坂中学の頃に、同じ陸上部に入ってて、
え~と、ちょっと待ってて、今記憶をあたってるとこ、確か
『ドンガメ』ちゃんだよね!」
だ、誰がドン亀ですか、失礼な。
確かにこないだ入部の時に100m走った時、20秒台と割と遅い方だったけど。
てか
あなたって
この私のこと知ってるの?
私あなたの事知らないけど
それって
\(^o^)/