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ダイエットアドバイザー関本一也のブログ

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ラストダイエットの関本です。
私が会員の日本肥満予防健康協会の宮崎理事長がFacebookに書いていたことのシェアです。


■糖質制限ダイエットは、なぜ痩せる【第2弾】
(本文・文責ーー宮崎)

確かに、糖質の取りすぎは、中性脂肪の増加の一因でもあります。ですので、その糖質を制限すると言う考え自体は間違っていません。しかし、糖質制限ダイエットは、そんな単純なダイエット法では無いんです。正しい知識抜きで実施するのは危険です。先ずはその理論と注意点について、知っておく必要が有ります。

私達の身体は、・脳や臓器で1時間に7.5g割合で糖質を消費しています。よって人間が生きていくためには一日あたり7・5×24===180gの糖質が必要。その脳では1時間6g糖質を消費しています。それは、私達の肝臓に・・エネルギー源として蓄えられる肝グリコーゲンであり、肝グリコーゲンの許容貯蔵量は100g(個人差がある)一般的には、一度の食事により最大13時間分のエネルギーしか蓄えることが出来ない。

・肝グリコーゲンの残量が20gを切ると、肝グリコーゲンの枯渇を防ぐため、糖新生(筋肉・乳酸・グリセロール)により、主に筋肉の蛋白質(アミノ酸)から糖質を作り、それを脳のエネルギー源に当てる。・糖新生の能力には限界があり、アミノ酸から生成できるグルコースの量は一日に80g程度と言われており。よって、糖新生のみでは100g不足することになります。糖新生のみで脳のエネルギー源を100%補給することは不可能と言う事になります。

・アミノ酸による糖新生では対処できなくなってくると、体は緊急非常処置として、糖新生によりアミノ酸から生成したグルコースを利用する糖代謝経路から、中性脂肪を分解する際に副産物として生成されるケトン体を利用する脂質代謝経路へ切り替える。ケトン体を利用し始めたら脳の活動能力が一気に低下し、一日の脳の糖質消費量は180gから44gまで激減する。基礎代謝の大幅低下を招き、体力、抵抗力、思考能力、全てが低下する事がわかっています。

【糖質制限ダイエットの基本的考え方】

★血中のインスリン量減少
糖質制限をする事により常に低血糖状態を作り出しています。ですから、血中のインスリン量も低い状態に有ります。もともと、インスリンは太らせるホルモンで脂肪の合成を促進し、脂肪の分解を抑制する作用をします。

★グルコガン分泌の増加
炭水化物を絶ち、一日の糖質の摂取量を20gに制限することにより、常に低血糖状態を作る。その結果、栄養不足状態を補うために、体はグルコガンという中性脂肪の燃焼を促進させるホルモンを大量に分泌させ、中性脂肪が大量に消費されることになる。

★糖新生
肝グリコーゲンの残量が20gを切るような低血糖状態が続くと、糖新生によりアミノ酸からグルコースを生成量が一気に増える。この糖新生の能力により、たとえ糖質を絶っても血糖値が下がりきることを防げるため、低血糖状態を維持することができ、グルコガンの分泌が多い中性脂肪が燃焼される状態を常にキープすることが出来る。

★ケトン体
人間の体は、普通の状態では、肝グリコーゲンや糖新生によりアミノ酸から生成したグルコースをといった糖を脳のエネルギー源として利用するが、ケトンモードに入ると、脳へのエネルギー源すら、脂質から取り出して利用するようになる。(ケトン体は脂質を元に生成されるので)。これにより、脂質の消費割合が増える。

★食事内容復旧
2週間を目処に、糖質の摂取量20gといった制限を解除。低血糖状態に体を慣れさせた上で、一週間あたり糖質の摂取量を10gずつといったように徐々に増やしていき、3ヶ月程度かけて最終的に180gにまで戻す。この期間を回復期と呼ぶ。回復期を経て元の食生活に戻る。

〈まとめ〉
糖質制限ダイエットの基本的根拠は、・糖新生という能力により、中性脂肪が絶えず燃焼する低血糖状態を長時間維持するこが出来る。・ケトン体モードになると、脂質消費割合が増える。・ケトン体は強い食欲減退効果も持っているため、空腹無しに減量することが出来る。

■《日本肥満予防健康協会の見解》
・・・・・と言うのが「糖質制限ダイエット(アトキンス)」の考え方です。2週間の糖質制限と3ヶ月の回復期等、知らない人も多い事と思います。

理論的には、科学的根拠もしっかりしていますが、一方あらゆる方向から検証して見れば、大幅な基礎代謝の低下を招き、体の抵抗力を大幅に低下させます。
身体への負担や、民族的に歴史的に米文化の日本人に取っては、リバウンドし易い欠点も有り、内容もしっかりわからないまま長期の極端な糖質制限ダイエットは、日本肥満予防健康協会では、推奨していません。

ほとんど多くの人が「糖質制限」のみをする事に集中しますが、アミノ酸が不足した状態で糖新生が起こると、筋肉が食いつぶされていきます。筋肉の分解を極力抑えるためには、異化を防ぐ分だけ余分に蛋白質やアミノ酸を補給してやる必要があります。

糖質制限ダイエットの場合は、ご飯などの炭水化物も制限しますので食物繊維の不足をきたします。今、日本人は通常でも摂取基準に達していない状態ですから、食物繊維が不足してしまえば、腸内環境は最悪です。蛋白質をしっかり摂取しているのなら、十分すぎるくらいの食物繊維を意識的に摂取する必要があります。それを怠れば、大腸がんになるリスクが上がります。

ただし、糖質の摂り過ぎは肥満を招く事は間違いなく、必要最低限の糖質摂取にするとは、脂肪酸を原料としてATPを産生する事が促進されて、脂肪がエネルギー源として使われる事になります。

単に糖質により太ることが気になるというのなら、ご飯を抜くのではなく、まずは間食による糖質そのものの摂取量を減らしましょう。我々、日本肥満予防健康協会の「ダイエットアドバイザー」の教科書に「美しく、健康的に痩せる10の法則の中に『砂糖禁止』と書いています。間食をしていないのに太ると言うのなら、原因は、脂質の過剰摂取、カロリーオーバー。その場合、見直す必要があるのは、「ご飯の量」ではなく「おかずの内容」です。糖質制限ダイエットは、糖新生やケトン体といった体の防衛本能を最大に利用した、かなりハードなダイエット方法ですので、一歩間違ったら大変なことになりかねない危険な方法だと考えています。

日本肥満予防健康協会では、糖質はエネルギー比率40%を加減として、1日100g程度の摂取を推奨しています。