JIA(ジャパンインベストメントアドバイザー)の株価が乱高下していて、この後どうなるのかよくわからないので情報収集していると、日本証券新聞にライツオファリングに関する記事が載っていたので、自分のために残しておきます

(皆さんの参考にもなるのかな)


===以下、日本証券新聞の記事を引用===

ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172・P)の新株予約権が17日、東証に上場された(証券コードは71729)。「JIA株式を1株357円で買う権利」を売買するものだ。JIAの株価から357円差し引いた価格が理論値となる(手数料コストは考慮せず)。100個単位で取引され、立会時間や売買方法などは普通の株式と変わらない。 新株予約権の上場は、「ライツ・オファリング」と呼ばれる資金調達手段に伴って実施される。 JIAは航空機や海上輸送用コンテナなどのオペレーティング・リースを成長基盤(中核事業)とするが、航空業界の市場規模がコロナ禍前の水準に近づくなど足元の事業環境が急好転するなか、リース物件購入のための多額の資金需要が生じていた。公募増資や第三者割当増資と比較して、既存の株主に不利となる“株式の希薄化”を伴わない点でライツ・オファリングが選択された。1株357円を払い込めば保有株が2倍となる一方、それを望まなければ新株予約権を市場で売却・換金することもできる。 前週末12日現在のJIA株主に対し、1株に1個新株予約権が割り当てられた。週明け15日のJIA株式の株価水準は大幅に低下しているが、これは新株予約権の権利落ちに伴うものだ。JIAのライツ・オファリングの場合、「権利付き最終日終値(1,485円)に新株予約権の権利行使価格(357円)を加えた額の2分の1(921円)」が基準値だが、12日はストップ高(1,071円)で引け、16日には1,205円まで買われる場面もあった。 17日は一転JIAが一時16.4%安に売られたため、新株予約権も基準値の723円を大きく下回る急落発進となったが、これには“誤解”もあるようだ。17日には公募増資発表のヤマエグループHDが16.3%安に売られており、同様に資金調達→希薄化→売りの連想が働いた可能性もある。また、新株予約権でのサヤ取りなどを狙った目先筋の存在が値動きを増幅した面もあろう。あくまでも成長戦略の一環としての上場であることを踏まえれば、どこかで見直しの目が向けられる場面もありそうだ。新株予約権が売買されるのは3月5日までだが、コールオプション(買う権利)のレバレッジ効果と同様、JIAが上昇する際には、新株予約権の上昇率はより大幅なものとなる。(K)