私は今57歳になる。

世間一般なら人生の安定期と云う年代、子育ても一段落して、仕事も会社では管理職だったりして、総てにおいて安定して来る年代。

自分自身に照らし合わせると真逆になる、先妻の子達は独立したが、今の嫁さんとの間の子達は何れも学生。

嫁さんの長男と二男は休学中、二女はハイスクールの3年生、三女はエレメンタリの4年生、末娘はもうすぐ3歳。

嫁さんの長男と二男は当てになるかどうか皆目判らない(笑)


二女は物にはなりそうだが‥まだ先の話し、下の娘達なんぞは計算すれば三女をカレッジまで卒業させると云ったら、68歳まで働かなきゃならん。

末娘なんぞは74歳までなんて事になる(笑)
安定期どころじゃ無く不安一杯のグラグラ期(笑)

しかし私は極めて楽観的、何とかなると思っている。

今の嫁さんと一緒になって今まで幾多も困難な時期があったりしたが、その度に乗り越えてきた。

そんな経験が変な自信になり、何とかなると信じ込んでいる(笑)

金は無い、カラッケツになった時もある、しかし困窮した事も無い、何とかなってきたのである。

三女や末娘の教育費も何とかなると思っているし、実際に何とかなってしまうだろう。

超が付くポジティブ型なので、周りで起きる事を総て自分に取って良い方向に捉えてしまう。

成る様にしか成らないじゃ無くて、何とか成るってな‥微妙だが‥ちょっと前向きな、開き直りとは違う考え(笑)

堅い人は1日1日を堅実にって思うが、私の場合は絵空事かもしれないが、自分の中で絵を描く。

何かあると其れを良き方に解釈し、総て具現化出来ると思う。

勿論、全く可能性が無い物については絵空事さえ描かないが。

近頃こんな事があった‥私らが引っ越して来た3階建て、2階と3階で私らは暮している。

1階は元々は小さな工場があったらしく現在は空洞である、駅前と云う事で場所も良いので、其処を居酒屋にすると云う話しだったが、先日から業者が入り工事が始まった。

ビルオーナーの社長が顔を出していたので、挨拶がてら居酒屋の事などを伺った。

居酒屋をやる人は近所で数十年の間、居酒屋をやっていたが、入居していたビルが建て直す事になり廃業を決めた。

ところが常連が店仕舞いするなと、店主は60歳の女性、辞めさしてくれと言ったが常連が許さない(笑)

で、常連が金を出して店を造るからやってくれとなり、この場所での再開となった訳である。

しかし店主は後5年で辞めると云う条件での再開、65歳過ぎまで仕事はしたくないからとの事で、店を造ってくれる常連も承知の上でだ。

そんな話しを聞きながら、社長に‥「うちの嫁さん、将来居酒屋をやりたいなんて言ってるんですが‥」と話したら、社長は「其れじゃ此処を引き継いでやればいいよ。」なんて宣う。

先の話しは判らないが、現時点でも社長は嫁さんにはエラク優しい。

以前の記事にも書いたが、この住まいも近隣の相場の半値以下での条件。

それ以外にも様々な気遣いをしてくれており、嫁さんが社長に冗談半分で、居酒屋と我が家をダブル賃貸するから安くン万でと話したら、社長は「お前ならいいよ」なんて返事をしたり。

社長自身がフィリピン人に対して好意的って事もあるが、嫁さんの仕事ぶりを聴いているので、信用してくれている。

5年後なんて丁度いい、嫁さんも歳を取り現役引退も見えて来た。
かといって、嫁さんの性格や外観から工場勤務って柄でも無い。

面白いと云うか人を楽しませ陽気にさせてくれる物を持っていて、接客業には最適だ。

実際に店でも過去のタレント時代はNo.1を張ったが、今はバイプレーヤーとして賑やかで盛り上げる役に徹している。

其処がアチコチの店から声が掛かる所以なのだが。

本人も分かっていて、現役引退したら居酒屋でもやりたいと言っていた。

私とすれば消費税増税時に向け独立する計画、其れもやはりこの近辺でやるつもり。

家賃も安いしベッドタウンで人口もそこそこだし、何しろメインターゲットの年配層が沢山いらっしゃる。

私自身は長くやる気は無い、やっても65歳まで、その時に嫁さんは48歳。

二女は22歳、三女は17歳で末娘は11歳、三女と末娘だけ学生。

年金もあるし、フィリピンでのビジネスも拡大してるだろうし、将来への不安は無い。

だが、こんな話しを訊くとワクワクして来る、自分にとって都合良くポジティブに考えてしまう。

5年後なんてハッキリ云えば全く判らない、だが人から夢物語だなんて言われても、自分の中で絵を描いていく、元来がお気楽なんだろう。

嫁さんは現実的な性格で、私とは違い夢物語を見はしない、たまに語るが其れでもオチャラケ程度。

私は妄想的になる(笑)
夢を描き現実になる様に頑張り、夢がエネルギー源にもなる。

私が描く妄想を嫁さんが嗜める(笑)

丁度いいバランスなのかも(´∀`)