が出ると、一部のネットでは
必ずと言っていいホド、「この
カメラはいつが買い時だろうか？」
みたいな話題や、カタログスペック
だけみてあれこれ盛り上がって
楽しんでいるのはいいんだけど、
不毛な会話になっているのをよく
見かけます。
(最初にいじった父のカメラ ライカⅢｆ 現役デス）
結論から言うと、迷うなら買う必要は
無いのです。
冷たいもの言いかもだけど、
「何をウジウジネットでやっとるのか？
はよ、撮らんか！」
まぁ、正直そんな感じ。
撮るものが決まっていて、今を逃す
と撮れない。とか、今、このスペック
があれば撮れるのに！とか、今、
歩留まりを上げたい。など明確な
要求があれば、多少ムリしてでも買
わざるを得ないワケで、懐にムリが
あれば欲求を抑える。と言う2択に
なると思うんですネ。
まぁ、買えないウサを晴らしてる
と言うコトかも知れないから、それ
なら、それでもいいんだけど。
(ライカで撮影）
その機材で撮りたいものがあれば
買うし、明確な動機が無ければ
値段が下がるのを待てば良い。
だけど、その頃はまた次のカメラ
の噂が出て来て、どうどう巡りに
なるダケ。
で、そういう人って悪いけど、大して
写真を撮っていないコトが多いのが
また不思議なんだけどネ。
ネットで作例とかほとんど見ない。
たまに見た～と思ったら、買いました。
みたいに箱写してる。
コッチは箱じゃなくて、作例を期待
してんだけどね。
(70年前のローライフレックス 6×6版用に
使っている）
懐が許すなら、新しいカメラは早く
買って、陳腐化する前にその性能を
楽しめば良いのだと思っています。
(ローライフレックスで撮影）
例えば、飛ぶカワセミとか、
スポーツ系はAFの進化などの
恩恵は受け易いから、高速AFや
連写に強いカメラに触手は動く
なんてのは一番、単純でわかり
易いんだけど（自分もそうだし）
それ以外の、高画素や高感度
特性のカメラなども、使用用途を
ある程度想定しないと、結局、良さが
分らないから、確信持てなくて、
周囲のウワサに振りまわされたり
するんだろうな。
結局、カメラやレンズの良さと言うか
特性を見極められないで、隣の芝
ばかりが青く見えるってコトなんだろう。
(CONTAX バリオゾナー）
そういう人は一つのカメラ
とレンズをある程度使い込む
と、それでは足りない、自分に
本当に足りないものが見えて
来るかもしれない。
(こういう車の質感、光沢が撮りたくて
バリオゾナーが使えるデジカメを
買った。）
こんな感じで偉そうに写真載せ
ながら書いてるケド、こんなサイズ
では実際、どんなカメラで撮った
写真でも、そう見栄えは変わらない
んじゃないかな？
流石に、最近出た高画素機だと
解像が違うので、「ん？」と思うこと
もあるけど、機材が良けりゃいい。
ってワケでは無く、例えコンデジで
撮ったとしても、素晴らしい写真は
素晴らしいのです。
(ミラーレスカメラは使ってみたい
レンズが何でも使える魔性の女
みたいなカメラであった。＾＾；）
(Canon 50mm f/1.2で撮影、すごい
ボケと表現力）
ま、ミラーレスカメラなんかは
Canonのレンズやら、ツァイス
やらミノルタのレンズ使って
みたいけど、ニコンしか無い
からなぁ～。なんて漠然と諦め
と言うか、セーブしていた「欲求」
に火をつける危険なモノでは
あるケド。
(Nikon F2A 一番長い相棒 
）
フィルムカメラに比べると、
今のデジカメは家電製品
に近い扱いになって来て、
愛着を持って長く付き合う
道具としての魅力がちょっと
薄れて来ている気がして、寂
しい面もあるんだけどね。
これも、時代の流れってヤツ
ですかね。
(Nikon F2A Ai Nikkor 35mm f/1.4で撮影）
懐が許せば買うべし。
買うべきかどうか、分らないなら
今は要らない。
そういうことじゃないかと思って
マス。