OLDレンズと寄り道 Helios 85mm 幽玄の世界 | 写真を「もっと」楽しもう!

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ライフワークは
耽美的ポートレート
で自分のイメージを
映像化。

その他、花撮影、スナップなんかをオールドレンズやフィルムカメラで
一味違う楽しみ方を写真とともに綴ります。


ソフトフォーカスの様で、そう
ではなく、この溶け込むような
独特の描写。
先日いらい、OLDレンズでも

クセ玉系のレンズで撮った
写真を紹介して来ましたが、
今日のレンズはその中でも

一番のじゃじゃ馬かも知れ
ません。

形だって、「手榴弾」ではあり
ませんが、なんか迫力。(^_^;)


旧ソヴィエト製のHelios40 
85mm f1.5
です。

(今日のモデルさん。(笑))


85mmから130mmなど中望遠で
F1.4など明るいF値のレンズはその
描写やボケが得やすいので、ポート
レイト用の代表格のレンズが多いです。


このレンズには専用のフードが
無いので、ネットを参考に、缶詰
の空き缶でフードを自作しました。
(笑)
そしたら、ますます、異様な姿に・・・

ですが、このレンズの描写は
本当に独特です。


この個体は1950年代製らしい
ですが、当時はカールツァイスの
ビオターのコピー品として、あまり
注目もされず評価も低かった
みたいです。


そりゃ、そうだ。
収差の少ない高性能レンズが
無かった当時、レンズはやはり
写実的に写せるモノが貴重で、
高価でした。


ですが、収差が少なく、平均的に
優秀な現代のレンズで撮る写真
は個性を出しにくくな
ったと思い
ます。


ここは、個人の価値観の問題
なので、正解は無いと思いますが
自分の好みには、ちょっとクセの
あるレンズの方が合う様です。


現代のレンズが精細な描写で
立体感などを出しやすくなって
いるのに対し、こういう癖のある
レンズは雰囲気重視とでも
言いましょうか、細かいトコロは
ともかく、アバウトに結果が
良ければそれでいい。と言った
おおらかさがいいです。


フードを着けたら、周辺が
少し減光してしまいました。
ちょっと長かったのかも
知れません。(^_^;)


だけど、決して安っぽくならない
このフワフワとでも言う雰囲気
の中にピントがシャープに来て
モチーフが浮き出る様には
ハマってしまいました。

使い方には工夫が要りそう
ですが、デジタルカメラになった
おかげで防湿庫で寝ていた
古いレンズがフィルムで使うの
とはまた違う個性を発揮して
いる今日このごろです。