OLDレンズと寄り道 CANON LENS 50mm f1.2 | 写真を「もっと」楽しもう!

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耽美的ポートレート
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その他、花撮影、スナップなんかをオールドレンズやフィルムカメラで
一味違う楽しみ方を写真とともに綴ります。


絞り羽根が動かなくなっていた
Canonの大口径レンズ50mm
f1.2。

LeicaRepairServiceのMさんに
お願いして直して頂きました。

自分はNikon派なので、Canon
のレンズがウチにあるのは知って
いたけど、Nikonの50mm f1.2も
58mmのf1.2もあるので、ほおって
置きましたが、良く見たら、ライカ
Lマウントじゃ、あ~りませんか。


しかも、レンズが恐ろしくキレイな
状態だったので、ダメモトで修理を
お願いしたら、1週間もしないで
綺麗に直してくれました。

このレンズ、ネットを見ると、
モダンより安く入手できるせいか、
人気ですね。

デジカメで簡単に使えるように
なったので、また人気復活と言う
トコロ。

ですが、注意!!

この人気に乗じて、でしょうけど、
総じて今のOLDレンズは実力以上の
値段になっているので、気がつくと
同じ値段で、現行のレンズが買えた
のにぃ~。なんて事もあり得ますから、
よ~く考えましょう。(^_^;)
(と、自分に言い聞かせています。

で、今日は直ったCanonを持って、
早速、試写です。


このレンズに前回、まともに光が
通ったのはいつの事なんで
しょう・・・
なんて、ことを考えながら。


カメラ雑誌とかの真似をして、ボケを
チェック。(^_^;)
最初は開放のf1.2。


次に、f2.8.


最後はf5.6。

流石にf1.2のレンズ。
ボケのコントロールは
開放から幅がとても広くて
好きな感じです。


ピントはいずれも手前のモザイクに
合わせていますが、ピンの来ている
ところは、シャープです。


開放f1.2。やや周辺減光がありますが
被写体によってはいいムードです。
こういうのが許せない人はモダンレンズ
で撮るのが良いです。^^


f2.8。
ちょっと絞ったら、周辺減光が
目立たなくなりました。
普通に使えそうな感じです。


夜になったら、イルミネーション
が点灯するみたいですね。
イルミの電球にピントを合わせた
f1.2。


f4まで絞ってみました。
背景のボケが少し弱くなって
ベンチの形がハッキリして
来ます。


こんな風にボケと言うかピントの
幅を調整出来るのは作画上
やっぱり、余裕があっていいです。
開放だと背景の光源はラグビー
ボールみたいですが、f4だとほぼ
丸ボケです。


これ、半世紀くらい前のレンズ
だと思うのですが、良く写るわぁ。


ビルの上から沈む夕日と、遠くに
富士山。
前のビルを思い切り消したくなり
ました。(^_^;)


太陽が地平線に沈みはじめるとその
姿が見えなくなるまでの時間って
あっと言う間です。


最初のカットはこのCanonでf8まで
絞って撮影し、2枚目の方はレンズを
Xenonの50mm f2.8に付け替えて同じく
f8で、両方無限遠で撮影しました。

逆光なので、フレアやゴーストが出や
すくなります。で、できるだけ、そういう
のが出ない角度から撮ったのですが、
Xenonは割と問題無かったのですが、
Canonの方は前玉が大きく、フードも
ナシだったので、かなり厳しかったです。(^_^;)

画面中の空に小さく写ってる黒い点は、
ゴミじゃなくて、飛行機です。(^_^;)

貼ったのは、運良くフレアが出なかった
カット。
次は、同じ場所から望遠で(OLDの。(笑))
で撮ってもいいかなぁ。

なかなか、捨てたもんじゃありません。
楽しいのが1本、また仲間入り。