久々に心折れるような出来事が相次ぎ、

「あーもう無理かも」と感じる瞬間に出くわした。

 

以前の私だったら、

自暴自棄になったり

身近な誰かにすがったり

またはその感情の矛先を当事者に向けて

腹を立てたりしていたのだろう。

 

TimeWaverを扱う仕事をし

心理学をかじっていると

 

意識を向けるべきは

その感情を味わうきっかけとなった特定の出来事や相手ではなく

 

そこに反応する自分の心の傷だったり

未消化のまま潜在意識や身体の細胞の中で燻り続ける

過去の感情であることがわかる。

 

頭では理解できても

苦しいことに変わりはないんだけどね。

 

これも何度目かわからない膿出しだと思って、

とことん内観してみることにした。

 

***

 

自分が大切に扱われなかった、

私の価値を認めてもらえなかったと感じたときに

 

どうやら私は

絶望感や深い悲しみに苛まれ

無力感、無価値感に覆われてしまうようだ。

 

今回の一連の出来事が刺激となり

引き起こされた感情を深掘りしてみると

7〜8歳の頃の記憶が蘇ってきた。

 

本当は私だけを見てほしいのに

もっと愛情表現してほしいのに

私は悲しいのに、憤りを感じているのに、

抱っこしてって言いたいのに、

そんなのズルいって大声で叫びたいのに…

 

どれだけがんばっても

気付いてもらえない。

だれも認めてくれない。

 

心の中ではもがき苦しみ

発狂しそうなぐらい息苦しくて

呼吸が止まりそうなぐらいつらくて

暴れて全部ぶち壊して

全世界に訴えたいぐらいなのに

 

そんなことは表情に出さず

「手のかからない子ども」を演じていた小さな私。

 

だって身近にもっと大変な想いをしている人がいたから、

周りの大人たちは立て続けの看病や看取りで

子育てどころじゃないことはわかっていたから。

 

大人には大人の事情があって

理不尽なことも世の中にはあるのだ、

 

そんな諦めから

いつの間にか私は変に物分かりの良い

冷めた目をした大人子どもみたいになってしまったような気がする。

 

***

 

この頃、日々強く感じていたこと

 

→現在の自分の潜在意識の中にも実はまだ息を潜め

生息していた「不要な信念」の数々;

 

・幸せになってはいけない

・笑ってはいけない

・目立ってはいけない

・「死」を彷彿させる言葉を発してはいけない

・楽しそうにしてはいけない

・苦しい思いをして努力をしなければ成果は得られない

・お金や財産はトラブルや不幸のもと

・自分にとって大切な人はすぐに私から離れていく(死んでしまう)

・誰も助けてくれない

・人に心を許したら最終的に自分が傷つくだけ

・ずっと続く関係なんてない

・わがまま(意思表示)言ってはいけない……などなど

 

常に周りの状況や他者の感情を優先し、

遠慮し、自分の気持ちを押し殺すことが当たり前になっていた。

 

そっか。そうだよね。

常にピンと緊張の糸が張り詰めたような感覚で

家にいても心から安らげることが少なかったし

 

やっと甘えられる人が見つかっても

その絆を強く感じると間をあけずに

その人が目の前からいなくなるということが頻発。

 

まだまだ子どもで

自分も自由に奔放に過ごしたかったのに……

 

当時の私はそう感じたんだよね。

誰かに守って欲しくて

あったかく包み込んで欲しくて

 

思春期に差し掛かってからは

それを特定の異性に求める傾向が強くなっていった。

 

俗に言う典型的な「メンヘラ」

自分の幸せを相手に委ねたり

思い通りにならなかったらその人のせいにしたり

 

かなりタチが悪かったと思う。

今も油断するとメンヘラっぽい自分が顔を出すこともあるのは事実。

 

長年かけてしみついた心の癖は

TimeWaverの力を借りても一瞬で消えることはないけれど

 

まずは本人がその癖や不要な信念を持っているということに「気付く」

ことが第一段階で(無自覚の人があまりにも多い)

 

次にそれを「認め」

そんな自分を丸ごと受け入れる、受容することが大事。

 

そして「感謝して手放す」ことで

本当の自分を生きることの足枷となっていた不要な信念や思い込みを手放し

 

より身軽に

生き生きと自分を表現することができるのだと思う。

 

***

 

この「感謝する」のが難しいという声もよく聞くね。

 

「あんな苦しい思いしたのにどうしてあの人を許せるのですか」

「思い出したくもない不快な経験、消してしまいたいぐらいなのに感謝できるわけない」

 

もちろん場合によってはカウンセリングやグリーフケアなどを利用し

前述した「自分の感情や行動を否定せず受け入れる」

「感情を味わい尽くす」プロセスに

しっかりと時間をかけることも必要不可欠だと思う。

 

「自分が持つパターンに気付く」「認める・受け入れる」ができてこそ

その経験を経たことで自分が手に入れたギフトに目を向けることが

できるようになるのではないかな。

 

私の場合、

人の気持ちを想像したり察することができる力は今の仕事に活かせているし

 

自分の気持ちを吐き出すときに

それを言語化できることは大きな助けになることを知っているから

本を読んだりして語彙や表現力を増やすようになり

その言語能力は通訳をするとき、TimeWaverの読み解きにも役立っている。

 

いや、もしかしたら物語の世界では自由になれるから

私は本の世界にのめり込んだのかも?そっちが先やね、きっと。

 

***

 

私がTimeWaverのセッションを受け始めたのは3〜4年前ぐらい?

TimeWaverを入手してからの2年半は自己セッションもしているし

 

今年に入ってからは

実際に身体を触ってもらう施術も受けるようになり

変化・進化のプロセスが加速しているのを感じる。

 

だから、今回のしんどい時間も

これまでの歩みを振り返り

整理するための貴重な宝物としてもたらされたものなんやろうな。

 

十分向き合ってきた、癒したつもりでいたけど

より深いところに隠れていた記憶や傷に光を当てることはできていなかった。

 

大人になった今の私に

「もっともっと寄り添って」と子どもの頃の私が駄々をこねている。

 

やっと思う存分わがまま言える相手が見つかったんやもんね。

気が済むまで甘えたらいいよ。

私があなたの一番の見方。

 

他の人がなんと言おうと

あなたはかわいらしくて愛おしい存在。

 

***

 

まだまだ私は自分の力を解放しきっていないし

欲しいものを欲しいと声高らかに伝えることも苦手。

 

よちよち歩きの赤ちゃんのように、

玉ねぎの薄皮を一枚一枚剥くかのように

 

私は現在進行形で自分を向き合う作業を続けていて

これが完成形!これで終わり!は一生ないのだと思う。

 

***

 

まだまだ荒削りで思いのままに書き綴ったブログ、

とりあえず今日中に書いてしまいたくて

一旦このままアップします。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

何かしらの参考になれば嬉しいです。

 

橋爪仁美(Mimi Hitomi)

 

(今日の御堂筋)