CATのつれづれ -18ページ目

CATのつれづれ

短歌や詩を気長に更新していけたらと思っています。

以前掲載した
鉄仮面伝説は
藤本ひとみ氏の
「ブルボンの封印」に
突き動かされ
書きました

今回は
「ハプスブルクの宝剣」
読後の作品です



今日の詩です



「剣として生き
―エドゥアルトに捧ぐ」



君は
満ち足りた顔のまま
床に倒れる


君の瞳に
最後に映ったものは
何だったろう


あくまで
運命と闘い

己と
戦ってきた
日々


様々な人との
出会い

喜び
哀しみ

そして別れ


最後まで君は
君以外になれず

あんなにも
否定し続けてきた
自分に戻ろうとした

その矢先

君は
異なる自分であった
ことを知る


運命は

こうも
君を弄び
源流を知らしめる


君の答えが
定まった今となっては

その源流自体
何の意味も
持たない


なぜなら
君は

今と同じ
君として
生き

考え
戦ってきたのだから


君は
これからも
君であろうとした


最後に
戻るべくして
君は戻り

運命に立ち向かった


だがその罪の前に
君は倒れた


もう一度
立ち上がれと
願う人々の

そこには
もはや
希望は
存在しないとしても