レーザーポインター の色(波長)によってどのような特性があるのか?
レッドレーザー660nmは、DVDレコーダーに使われているダイオードです。
DVDレコーダーを分解すれば、250mwくらいのダイオードが手に入ります。
レッド660nmは、光線が細く、光線が広がりにくく、結構遠くまで光りが飛ぶようですが
人間の目には、認識しにくい波長なので光線はほとんど見えません。
このレッドレーザーポインターの出力は、最大レーザーポインター 200mw くらいの物しか出回っておらず
もっと出力の高い635nmのレッドレーザーもありますが、こちらは光線がめちゃくちゃ広がりますのでレーザーとして使うにはおもしろくないレーザーです。
自作レーザーポインターを挑戦してみたいという方は、まずこのレッドレーザーから入るといいかもしれません。
ダイオード自体は、1個1000円程度と安く、壊してもサイフのダメージは少ない。
一番簡単に安く作れるレーザーポインターです。
続いて、405nmパープルレーザーの特性について
405nmは、ブルーレイレコーダーに使われているダイオードです。
こちらのダイオードは、660nmレッドより数倍高価です。
しかも、光線はレッドより見えにくくなっておりますが、威力は600mw以上出せるのと光線がめちゃくちゃ細く出来るので一点集中させるパワーが化け物レーザーです。
レーザーポインターの中で一番、一点集中させる強さがあるのがこのパープルレーザーです。
445nmのブルーレーザーほど威力はない物の、一点に集中させるパワーが強いので
同じ出力のレーザーポインターであるなら、405nmのパープルレーザーが断トツに強いのです。
DVDは4.7GBだけど、ブルーレイは25GBとかありますよね。
それは、405nmパープルレーザーの光線がめちゃくちゃ細いから同じディスクの大きさでも
これだけの容量が引き出せるのです。
パープルレーザーは、光線がほとんど見えませんが、こちらのレーザーも光が広がりにくいため、長距離からマッチを点火させる事が出来ます。
それは、パープルレーザーの光線の広がりにくさと一点集中させるパワーがあるから可能な芸当なのです。
おそらく、2Wブルーレーザーより600mwのパープルレーザーの方が遠くのマッチを着火させる事が出来るはずです。
445nmのブルーレーザーの特性は後で説明しますが、パープルレーザーは光線も見えにくいし
おもしろくないレーザーですが、内に秘めたるパワーは、レーザーポインターの中では1番でしょう。
445nmブルーレーザーの特性について
このブルーレーザーは、主にプロジェクターなどに使用されているダイオードで
1W~3Wまで高い出力が出せるのが特徴です。
2Wダイオードだと、大体5000円くらいですが
3Wになると、値段が倍になります。
光線は、非常に明るく、グリーンレーザーに匹敵する明るさがあります。
昼間は、光線が見えにくいですが日没した辺りから光線がうっすら見えるのが確認出来ます。
夜、真っ暗な所では、まさにビームサーベルみたいにクッキリと光線が出ておもしろいです。
しかも出力が高いので、紙に火が付きますし、3Wクラスになると木に火が付きます。
光線はやや広がりやすいレーザーなので距離が伸びるほど光線が広がって拡散するので
遠くまでは光が届きません。
出力が高い割に、値段も安く、綺麗なブルーの光線も見えるし、物を燃やすパワーもあるので緑色レーザーポインター の中では、断トツの一番人気なレーザーです。
532nmグリーンレーザーの特性について
このグリーンレーザーは、ほぼ95%中国製品です。
ダイオードは、1064nmのIRレーザーダイオードを使用していて
結晶に光を当てて、1064nm→532nmに波長を変換してグリーンの光を出しています。
この変換率は100%ではなく、1064nmのIRレーザーも少し出ています。
よって、ゴーグルを購入する場合は、532nmの波長だけではいけません。
532nm~1064nmに対応したゴーグルを買わないと、直接目に入った場合は
グリーンだけカットしても、IRはそのまま目に入ります。
IRレーザーは、まぶたを閉じても目の中に入るので、そこがおそろしい所です。
532nmのグリーンレーザーで目を失明させたり、視力を低下させる事故が一番多いレーザーでもあります。
また、イタズラに一番使われやすいレーザーでもありますね。
このグリーンレーザーは、出力が安定しない為、パワーメーターで測定すると上がり、下がりが激しいです。
外気温度は、20度くらいが一番出力が出やすく安定しますが
寒い冬だと、出力が上がるのに時間がかかったりします。
ダイオードの耐熱性能が非常に悪く、熱であっけなくご臨終になります。
グリーンレーザーは、色々とショップで販売されていますが
性能の多くは、悪い物が大半です。
性能の良いグリーンレーザーは、100mwくらいの出力で2万円くらいします。
安物だと、2000円とか3000円で買えますが、値段なりですし
すぐに壊れます。
グリーンレーザーは、レーザーの中では一番見えやすい波長なので遠くまで光りを確認する事が出来るし、光線も見えやすく、とても人気商品です。
デメリットは、高価である事、熱に貧弱、出力の安定性がない、赤外線が出てしまうなどです。
例えば、500mwのグリーンレーザーで、パワーメーターで500mw計測したとします。
でも、これはグリーンの光が500mwあるわけではなく
IRも出ていますが、500mwの何パーセントかはIRが出ている出力になるわけです。
なので、実際は、500mwのグリーンレーザーでIRフィルターが搭載されていなければ
350mwくらいでIRが150mwくらいと思っていいと思います。