今まで、キーボードがチャタリング

(1回しか押してないのに複数押したような反応をする)

を起こした時に、


その対策として、接点復活剤を用いるというのが

一般的な対策として広く知られていた。


だが、今日、事件は起きた。

昨日、Mキーを接点復活剤でチャタリングを回復させたのだが、

今日、『6』『7』『Y』『U』『H』『J』『N』キーを押下すると、

『M』キーと同時押しになる現象が起きた。

※配列見るとどういう構成か分かるかと思います


ex)『6』キー押下 →  『6m』と表示

    『u』キー押下 →   『む』(mu)と表示


該当キーをいくら接点復活剤をかけても症状が変わらず。

これは…基板に侵食したかな…って覚悟しました。


そこで、閃いたのが、

接点復活剤は油脂なので、それを除去する無水エタノールで

チャタリングを除去できるのでは?ということ。


試しに調べてみたら、もっと面白いものが見つかった。

それはパーツクリーナー(またはブレーキクリーナー)を用いるというもの。

※揮発性かつ、プラスチックにも使えるものに限る


確かに無水エタノールは高価なので、

安価なパーツクリーナーで解決できるならありがたいし、

スプレー式なので、ピンポイントで狙うことができる。


どうせ現状使い物にならないから、

これでダメなら再購入しようという覚悟を決めていざ噴霧。

そして、10回程度押下して浸透させた後に、再度噴霧して10回程度押下。


そしてテストしたら、

何と無事に解決した‼︎

すごい、パーツクリーナー様様である。


既に一度全てのキーを接点復活剤で塗布したので、

念のため、全てのキーにパーツクリーナーを噴霧した。


これで、無事にキーボードが完全復活した。

あとは、ベチャベチャになったフレームなどは無水エタノールと乾拭きで拭き上げて。

組み直して修理完了。

乾拭きしておかないと、基板にダメージを与える恐れがあるので、なるべく手を抜かないようにしよう。


これで、当分は安心して使う事ができるだろう。


最後に伝えたいのは、

『接点復活剤によるチャタリングの復帰は一時的、

かつ故障を招くので、キッチリやるならパーツクリーナーを使うべし』

という事だ。

人様のブログを参照される際は、接点復活剤をパーツクリーナーに置き換えてから実践してみよう。


メカニカル式のキーボードは長く使えるが、

手入れの仕方一つ間違えたら、寿命を一気に縮めるので、

自力で手入れをする時は、正しい知識を身につけよう。