Windowsのクリーンインストールでの作業の一つに、ディスクのパーティション構成があります。
通常は自動で作成してくれます。
現在のパソコンですと、本体がBIOSがUEFI化しており、
また、ストレージも大容量化により、MBR形式からGPT形式が主流になりました。
※これらの用語は、各自でお調べになってください。
なぜ、この話を取り上げたのか、
それは、先日購入したThinkPad X390に起因します。
その構成が以下の通りです。
※画像は参考資料のため、私の実機ではございません。
ですが、本来、クリーンインストールを行うと
この画像の下の構成で、かつEFIシステムが50MBになります。
実はこれはWindows10 v1903以降のMSのバグらしいのです。(修正なし)
このEFIが50MBですとシステムイメージ作成が確実に失敗するので、
Windows10のバージョン1809を用いたら、EFIが100MBになるので、
これでシステムイメージは作成できるようになった(たまに失敗する)ので、
今まではこれで何の疑念も抱かなかった。
だが、X390のEFIが260MBという変な値が気になってググってみたら、
これは4kセクター対応(物理、論理両方が対象)時に作成されるそうです。
4kセクターというのはちょっと前の大容量HDDにAFTが採用された時に用いられたのが
初見で、4k=4096バイトの倍数でになっていないと本領を発揮できないという話がありました。
その前は512バイトセクターが主流でした。
このEFIが100MBというのは、512バイトセクターを指します。
つまり、SSDとかの4kセクター対応のストレージには相応でないのが現実です。
そして、増殖する回復領域について。
これは簡単ですが、Windows10の大型アップデートが行われる度に回復領域は変わりました。
それが例えばアップデート前が330MBだったとします。
そしてアップデート後が350MBだった場合、回復領域の流用ができません、
そのために新たに回復領域が作成されるのです。
ここで、思いました。
『パーティションを任意に、かつ簡単に作成する方法はないか』と。
すると、ありました。
WindowsのインストールUSBに入れるだけのスクリプトファイル作成ツールが紹介されています。
これなら、サードパーディ製のソフトウェアのインストールは不要なので、余計なリスクは生じません。
そして、システムを260MB、回復を1024MBにすれば、
これらの問題を克服できます。
10月にWindows10 22H2がリリース予定ですので、
そこで試してみたいと思います。