手持ちの一番新しい機種であるThinkPad X270ですが、
Windows11の要件をギリギリ満たしていませんでした。

そこで、Windows11の要件を満たす
第8世代Coreを実装したモデルを購入しようと検討しました。

候補は
X280
X390
L380/L390
この中から選択しようと思いました。

結論から言えば、某オクで程度の良さそうなX390がありましたので、
X390にしたのですが、Windows11に仕様変更するまでの紆余曲折ありました。
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購入したX390の仕様

型番             : 20Q1S5DK00

OS              : Windows 10 Pro(64ビット)

CPU            : インテル Core i5-8365U プロセッサー 1.60 GHz 

                          (6M キャッシュ、最大 4.10 GHz) 

メモリ          : 8GB (オンボードのため増設不可)

ストレージ    : SSD 256GB 

                          (IntelのNVMe Type2280 DtoDデータあり)

ディスプレイ : LEDバックライト付 13.3型 FHD IPS液晶

         (1920x1080ドット、1, 677万色以上、16:9)、光沢なし

グラフィック : インテル UHD グラフィックス 620

光学ドライブ : なし

WEBカメラ   : HD 720P

無線LAN       : インテル Wireless-AC 9560 a/ b/ g/ n/ ac

                           (実はオンボード)

Bluetooth     : Bluetooth v5.0 (無線LANユニットに依存)

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まず、機種の選定にあたり、大前提としてX270とこれらの機種のの変更点ですが、
・デュアルバッテリーでなく内蔵シングルバッテリーになった(モバイルバッテリー必須かも)
・ACアダプターがUSB-TypeC仕様に変更されている。
・有線LANコネクタ廃止、その代わり専用のアダプターを用いて接続
・SDカードがMicroSDのみになった(外付けのカードアダプタが必須かも)
・SSDが2.5インチからNVMe Type 2280に変更(SATA/PCIe双方可能)
地味に痛い項目ばかりです。薄型化、軽量化の犠牲かと思いますが、
またもやThinkPadらしさが失われたような気がします。

まず、x280ですが





【長所】

・一番コンパクト

・薄く、軽い筐体

・WWANに片面実装のNVMe Type2242 SATA SSDを認識可能。

 デュアルストレージ可能。

・ホワイトリストがなければ、無線LANユニットの交換も可能。

・電池の持ちがいい

【短所】

・縁が大きいので画面が絶対的に小さい。

 FHDディスプレイ時のアイコンや文字の小ささが顕著。

 (結構致命的)

・出物でファン側のUSB端子の破損が多い

【結論】

・デュアルストレージしたいならこれ一択


続いて、X390





【長所】

・狭額縁のために、画面の13.3インチにも関わらず、大きさも抑えられている。

・薄く、軽い筐体

 (カーボンモデルだとさらに軽くなる)

【短所】

・WWANにSSDを挿しても認識しない(ホワイトリストがかかっている)

・無線LANユニットは高性能だが、オンボードのため、交換が効かない


【結論】

・筐体サイズを抑えつつ大画面で、軽量なモデルを欲しい方向け】


最後に、L380/390




【長所】

・メモリの交換、増設可能

 (しかし、初期で8GBのモデルが多いのであまり意味がない、

 16GB以上が必要なら一考の価値がある)

【短所】

・画面の縁が大きいので、どうしても大きく感じる。

・筐体の厚みもあり、重量もこの中でいちばん重い

 (ほぼX270)

・WWANスロットが無いので、デュアルストレージ構築不可

・同モデルのYogaと筐体を共用しているので、ペンの収容箇所があるが

 出物では、そこの蓋が外れているものがある。

・電源スイッチが側面にあるので使いづらそう。


【結論】

・メモリを任意に変更可能なので、メモリを後から大容量化したい人向け。


この中で、私はX390がデュアルストレージ可能と勘違いしていたので、

X390を選んだわけですが、後で調べて見てから、Lenovo純正SSDすら認識しない報告が挙がっているので、

デュアルストレージは諦めることにしました。


あと、SSDも誤ってDtoDを消さないよう、大容量化も兼ねて

KIOXIA(旧東芝メモリ)のEXCERIA G2が手頃な価格だったので、こちらも購入。



まずは下準備を行います。

購入時の状態でリカバリーディスクを作成します。

こちらのサイトを参考にしました。



DtoDの有無に関係ありませんが、ディスクを作っておくことで、

SSD交換時にリカバリーさせてパーティションを作成可能です。

これが後に大きな効果を発揮します。


そして、システムイメージバックアップをとっておきます。

失敗しないコツはとにかく小刻みにシステムイメージバックアップをとる。これに尽きます。


ここまでやっておけば、元に戻す時のリスクが大いに低減しますので、

ここから、SSDの交換です。

※交換手順はググればすぐに出てきますのでここでは割愛します。


で、真っ新なSSDにリカバリーUSBを入れて、購入時に戻します。

Windows10 Pro x64 2004(サポートはきれてます)になりました。

早速、システムイメージを取り、内部を探ってみるとあることに気がつきました。

それはディスクのパーティション構成です。


※画像は参考資料のため、私の実機ではございません。

この件にかんしては、別のブログに記載してますので、ここでは割愛します。


そして格闘すること丸3日、何とかWindows11仕様が完成しました。

Windows10と共通項が多いと聞き、鷹を括っていましたが、結構変更点が多く、

また、実機のインターフェースの違いによるソフト構成の見直しも兼ねて、

かなり大がかりになりました。

システムイメージも10コくらい作成し、時には何度も同じ箇所でやり直しを行いました。


Windows10はまだ従来のWindowsに寄っていた分、

Windows11は本来こうありたかったWindows10の姿のようにも感じました。

でも、個人的には、昔からWindowsを使っている以上、中途半端なWindows10の方が

使いやすかった、というより直感で操作できた部分が大きかったと思います。


ただ、Windows10は熟成の域に達したのに対し、

Windows11はこれから変更を重ねていくので、更なる仕様変更について行かないといけませんね。

とりあえず、X390を通して、Windows11に向き合って行きたいと思いました。


※画像は各サイトから拝借しております。ご容赦願います。