※これは私が勝手に考えた陰謀論なので、根拠はありません。
ご了承ください。
ちょっと前に、待望のAlder Lakeが登場するも、
ちょっとした厄介な問題が発生したことがユーザーの報告で挙がっている。
それは「ヒートスプレッダ(IHS)がたわみ、温度が100℃超過、性能ダウンする」
というもの。
ところが、Intelはこの問題に対し、『仕様』と回答しました。
以下、某サイトの引用になります。
Intel: 第12世代で採用されたIHSによって、Intel第12世代Coreプロセッサーが仕様外の動作をしたという報告は受けていません。プロセッサーをソケットに取り付けたあとにわずかにたわむ可能性がありますが、このような軽微なたわみは想定済みであり、プロセッサーが仕様の範囲外で動作する原因にはなりえません。弊社は、ソケットやILMに変更を加えないことを強くおすすめいたします。改造を行った場合、プロセッサーが仕様外の動作をして、製品の保証が無効になる恐れがあります。
確かに、ユーザーの手によるオーバークロックなどは動作の仕様範囲外になるが、
今のCPUは自動でクロック変更を行う機能があるので、いささか疑問が残る。
また、『軽微なたわみ』とあるが、その『軽微なたわみ』が冷却の阻害を行っている以上、
CPU本来の動きすら阻害しているのはメーカーもわかりきっているはず。
これが何を意味するのか。
私はこう考えました。
【Intel社内】
出荷開始前の最終検証で、上記の問題が発覚
↓
原因を確定するも、ウエハの設計からやり直さないと
根本的に解決しないことが判明
つまりロット変更で治る中身ではない
↓
ウエハの設計からやり直すと、部品のレイアウトの再構築
など、設計自体を1からやり直すため、検証までの工数を計算すると
年単位は確定したので、発売延期どころではない
↓
しょうがないので、いったん『仕様』でクローズ
次期持越し案件にする
そして、最近のロードマップを見てみると
次期のRaptor Lakeが2022年末
その次のMeteor Lakeが2023年
とある
これから察するに、
従来のIntelのプラットフォームはソケットを2世代は使いまわす傾向がある。
↓
Raptor Lakeも同形状になることから、『仕様』とする
↓
Meteor Lakeでテコ入れする
といった具合だろう。
もし、Raptor Lakeで改善されているなら、Intelを称賛したい。
しかし、Meteor Lakeを前倒しにするという記事も多くあり、
目立った内容は微細化でIntel7(10nm)→Intel4(7nm)
Pコア、Eコア、iGPUの進化を明示している記事が多い。
しかし、この問題を解決しないと、
いくら高性能なCPUを売りにしても、その性能を阻害する要因が
残ったままでは、商品としての魅力がない。
つまり、『Raptor Lakeは捨て石にする』
Intelとしてはあまりコストをかけずに作るだろう。
だからといって、全く手を抜くだけではないはず、
次期のMeteor Lakeで実装する新機能などがあれば、
その検証用も兼ねるだろう。
ハードウェアレベルの問題があれば、この段階で
吸い上げてMeteor Lakeの完成度を高めて、
そこで勝負を仕掛けるだろう。
Intelの7nmのCPUとして仕上げるためにも、
基礎的な問題はAlder LakeとRaptor Lakeで潰しておきたいのが
Intelの本音だろう。
じゃあAlder LakeやRaptor Lakeは買いではないのか
と聞かれれば、答えはノー。
おそらくだが、Raptor Lakeまでは、DDR4メモリをサポート
する仕様にするだろう。この点は、地味に大きい。
また、例のヒートスプレッダの件だが、
YouTubeでこの問題に向き合った方が、ついに、
製品化にこぎつけたみたいで、
Anti Bent Cool Booster(例の金具)
という商品名でAmazonで少数ながら発売されたようだ。
ただ、この手の商品は模造品が多いようなので、
きちんと情報を入手してから手に入れるのをおすすめしたい。
ただ、Meteor Lakeの形状が昔みたく正方形に戻ることを期待して
Meteor Lakeまで待ってから購入するのもいいかもしれないので、
新しい情報が入り次第で購入を決めるのもいいかもしれない。
私は、Meteor Lakeが正方形で登場するのを切に願って、
今はまだ、購入することを控えようと思っています。
早くMeteor Lakeのダイ写真見てみたいですね。