帝劇ビルの建て替えに伴って、出光美術館も2024年12月末をもってしばし休館となる。

休館にあたり、4月から、「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」とテーマを掲げて、代表的なコレクションを堪能できる展覧会が企画されている。

 

大好きな板谷波山ともしばしお別れかもと思って、出光美術館に行ってきました。

やっぱり好きだなあ…

その思いは2年前に大いに語ったので笑、波山ってどなた?という方はよろしければお読みいただければ…

今回は、波山だけでなく、出光佐三とゆかりの深い小杉放菴、ジョルジュ・ルオー、サム・フランシスの作品も展示されている。

それぞれ、心に響く素晴らしい作品だ。

 

放菴の日本画はどこまでも優しく、温かい。そして美しい。

私はラファエロの「アテネの学堂」が大好きなのだが、「湧泉」には同じような心が宿っているように思う。

 

サム・フランシスの「ホワイト・ライン」の前に立った時は、自分でも何かわからない、激情のようなものが込み上げてきた。

 

ルオーは…

毎度のことながら、ごめんなさい、あまり好みではなく…苦笑

 

帝国劇場の建て替えもとても寂しいけれど、同じくらい出光美術館の休館も寂しい。

 

数々の素晴らしいコレクションを味わいに、この機会にぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。

 

「出光佐三、美の交感」 2024年6月1日~7月7日