ネグロス島は「さとうきびの島」だ
2016年2月、バイス (Bais) にあるさとうきびプランテーションを訪ねた
ドマゲッティ・バレンシアから車で2時間ほどでバイス (Bais)に着く
ハイウェイでは収穫したさとうきびを積んだトラックにしばしば出くわす
ここは比較的小さなプランテーション
プランテーションのそばに住んでいる複数の労働者家族からお話をきく
フィリピン合同教会バイス教会のデニス牧師(右)がホスト役だ
ここの労働者の一日の賃金は89ペソ(約180円)
こどもでも、土曜・日曜は80ペソで働くこともあるという
十分な賃金が得られないため、プランテーションのオーナーから借金する
借金地獄だ
こどもたちもやがて学校に通わなく(通えなく)なる
プランテーションに生まれた人がプランテーションを脱出することは難しい
30万人いるといわれるネグロス島のさとうきびプランテーション労働者
彼らの賃金は平均で一日3ドル
「季節労働者」と言われるさらに待遇が悪い人たちの賃金は平均2ドル
さとうきびプランテーションの労働者が「生ける屍」と言われる所以だ
年何回も収穫できるバナナやパイナップルプランテーションとの違いもある
さとうきびは年一回だけしか収穫できない
4月から9月の農閑期、彼らはいったいどうやって生活しているのだろう?
重たい気持ちでプランテーションを後にした
2017年2月、もう一度バイスを訪ねた
今回はさとうきびプランテーションのオーナーから話をきいた
スペイン風のマンション
オーナーにプランテーションの中を案内してもらった
炎天下での重労働
さとうきびはカチカチに固い
が、かじるととても甘い
オーナー(下写真右から3人目)は労働者に賃金400ペソ(800円)を支払い
労働者家族の住居や教育にも配慮していた
デニス牧師は「彼はこの辺では良心的なオーナーだよ」と言う
大規模な野焼きが行われているところもあった
最後にバイスの製糖工場を見学する
スタッフの方々が丁寧に対応してくださった
いよいよ工場内の見学
ものすごい湿気と暑さ、甘く濃いさとうのにおいに圧倒される
足下にドロドロに沸き立つ熱い液体の上に掛かった橋を歩くなどかなり危険
さとうを作るのがこんなにたいへんだとは思わなかった
ドマゲッティやバレンシアはマニラなどと違い、物売りや物乞いが少ない
が、農閑期にはバイスの労働者がドマゲッティに降りてきて物売りをするという
ネグロス島は今、その農閑期を迎えている






















