日記5月26日 | ラサール石井オフィシャルブログ「ラサール石井の生き急ぎ日記」Powered by Ameba

日記5月26日

今日はドラマのロケ。近々始まる連続ドラマの第一回。


だいたい連ドラの一回目はスペシャルになることが多く、今回も時間が90分でその分出演者も多い。
そのうちの一人で一回だけのゲスト脇役だ。


情報解禁されていないのでタイトルも誰と共演したかも書けないのだが、最近珍しい金融もので、銀行が舞台の「白い巨塔」的なお話だ。


ロケ地は川崎の造船所。川崎ってほんとにすぐ海なんだね。









大きな船がちょうど修理に入っていて、背景の絵としては抜群だった。


スタッフに「この場所、よく探したね」と言ったら、「ロケハンに来たときはもっと小さい船だったんですよ。しかも満潮だったし」とのこと。


よく見たら、引き潮だからよかったものの。今ロケしている場所は満潮になったら海になってしまう場所であった。




監督のことは書いていいかな。


実は今回のF監督は僕にとっては懐かしい人で。


もう15年ぐらい前だろうか。3年B組金八先生のシリーズでジャニーズの風間君や亀梨君にボコボコにされたあげく、葬式花を送られて、登校拒否になってしまう中野先生という役を演じたのだが、そのときに若手の新進気鋭のディレクターだったのが、今回のF監督だったのだ。

贈られた花が葬式の花だと知って頭を抱えて、ワーッと泣き叫ぶシーンは、当時はそこそこ話題になった。


これを演出したのが当時は一番の若手ディレクターだった、F監督だ。
初対面の人は皆少なからず驚くほどの巨体。
ラグビーやっていただけあって、すべてが、エネルギッシュ!



顔はヒゲ面で、しいて似ているといえば、チェホンマン?



でも、若手だった当時からいい画を撮る人だった。


のっぺりした会話だけの台本も、この人が演出すると、みるみる動きが出て、ダイナミックになる。
そして粘り強く何度もこだわるリハーサルの演技指導。


結局今回も、私は最終的に頭を抱えて、泣きわめいていた。



俺の頭を抱えさせるのが好きなのか。この人は。