舞台稽古 1日目 | ラサール石井オフィシャルブログ「ラサール石井の生き急ぎ日記」Powered by Ameba

舞台稽古 1日目

朝7時に目が覚める。

何気なくテレビをつけワイドショーを見てしまう。


水嶋ヒロと絢香、結婚だってビックリマーク

めでたいからいいんですけど。

なんか最近みんな早くない?結婚に踏み切るのが。

もう少し恋愛してもいいんじゃないのかなああせる

なんて笑い


私のまわりはアラフォーやアラフィフで、独身やバツイチばっかりですよ。

なんてテレビ見てたらもう行かなくてはいけない時間だった。


朝飯も食わず劇場へ。

また朝から明かり合わせ。



芝居始まってすぐに出す「その男」のタイトルで時間をくう。

美術の堀尾さんは振り落とした紗幕にスライドをあてうまくいくと主張。

しかし実際やるとそれがそのまま透けてホリゾントにあたり、向こうにもタイトルが出てしまう。


困る照明の中川さん。しかし堀尾さんはスモークをたくさん焚けば消えると主張。

実際やってみることに。しかしなかなかうまくいかない。


困る中川さん。しかし堀尾さんはスモークの量が足りないと主張。

それでやってみる。なんとか少しうまくいく。

じゃ、いっそホリゾントになにか明かりを足すかと中川さんのアイデア。

うまくまとまって成功する。


こうやってスタッフのせめぎ合いと、それを克服するアイデアで、少しずつ世界ができあがっていく。



夜6時からは役者さんたちに入ってもらって一幕から舞台稽古開始。


最初の橋を出すところでもたつく。

結局橋を出すのは断念して、最初からありっぱにする。

ここらへんは瞬時に判断しないと時間がない。

結果的にシルエットで橋が浮かんでいい感じに合格

これだから舞台稽古はやめられない。スリリングだが面白い音譜



出演者も舞台の機構にだんだん慣れてくる。

音や明かりのタイミング。セットが動くタイミング。

芝居を変えたり、出の方向を変えたりしながら、できるだけスムーズに進行させていく。


今日は予定の所までは行かなかったが、まあ仕方がない。

出演のみんなにどこかやばいところはなかったか聞いてみたが、とくに苦情はなし。


役者にストレスを与えず舞台稽古ができたら初日はよしとしよう。