どうも、アービトラージせおです。

今日はアート業界にとって、とても大きなニュースがありました。

草間彌生さんが、8月14日に亡くなられていたことが本日公表されました。97歳でした。水玉、網目、そしてあのかぼちゃ。日本を代表するどころか、世界の現代アートを塗り替えた、まさに巨星のお一人です。

まずは、その偉大な功績に、心から敬意と感謝を。

これから市場で起こること

で、こういう時にアートに関わる者として少し冷静にお伝えしておきたいのが、「これから市場で何が起こるか」という話です。不謹慎に聞こえたら申し訳ないのですが、作品を持っている方・これから買おうと思っている方にとっては、知っておいて損はない話だと思うので、客観的な話として書かせてください。

① まず起こるのは「追悼需要」

作家が亡くなると、多くの場合、その作品に買いが集まります。理由はシンプルで、「もう新作は永遠に生まれない」から。これは草間さんに限らず、過去にも繰り返されてきた市場の動きです。

特に草間さんは世界的な知名度とファン層が桁違いなので、この追悼需要はかなり大きくなると見ています。原画はもちろん、版画・かぼちゃのオブジェ、グッズ類まで、幅広い価格帯で動きが出てくると思います。

② 中期的には「供給が止まる」

草間さんは晩年まで精力的に版画やオブジェを制作されていました。その供給が、これからゼロになります。

つまり、署名・番号入りの正規版画などは、もう二度と増えない。希少性が構造的に上がっていくわけです。今後スタジオが遺志を継いでいくとしても、ご本人の直筆署名が入った作品は、もう新たに生まれません。ここは大きいです。

③ 一方で「贋作リスク」も上がる

これは注意喚起として、あえて書いておきます。

人気が過熱すると、必ず出てくるのが贋作・模写です。「安く草間が買える」という話には、これまで以上に慎重になった方がいいタイミングです。特にCOA(真作証明)やレゾネ(作品総目録)で照合できない個体は、リスクが跳ね上がります。

じゃあ、どうすればいいのか

●今、草間作品を持っている方
慌てて手放す必要はないと思います。追悼需要は数ヶ月〜1年以上続くことが多いので。

●これから買いたい方
過熱している今すぐより、真作保証のある正規品を、少し落ち着いてから狙う方が安全だと個人的には思います。

●売却を考えている方
出口としては、まさに今〜数ヶ月が一つのタイミングです。

海外オークションという選択肢

最後に少しだけ、私の仕事の話を。

草間さんのような世界的作家は、日本国内よりも海外のコレクターの方が高く評価してくれるケースが本当に多いです。私は今、香港のオークション会社(Vanguarts)と連携して、日本の作品を世界のコレクターへ届けています。

作品を手元に置いたまま、査定だけでも無料。「うちにある作品、海外だといくらなんだろう?」という方は、私まで気軽にご相談ください。

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改めて、草間彌生さんのご冥福を心よりお祈りいたします。