非常事態宣言が全国的に解除になった。
この日を待ちわびた国民達は多いだろう。もちろん、私もその一人。
ただビジネスを再開するには、いくつかのハードルがまだまだある。
我々イベント業界において一番ネックとなるのは、人と人との距離をとる
ソーシャルディスタンスの規定。
会場の換気や各所の消毒、来場前の検温などは工夫をすれば何とかクリアできるだろう。
ただ、収容人数の50%を上限にしかお客様を入れられないとなると、
公演収支の問題に直結する。
まして、既に完売近い公演に関しては「すみません、半分の方しか入れないんです」など
到底言えるはずがない。
主催者はもちろん、公演に携わるすべての人は頭を抱える事態となった。
とはいえ、人の命より尊いものはないというのも事実。
苦しいのはイベント業界のみではなく、どの業種も同じ。
皆、同じ船に乗っている。
それは十分わかるのだけど、さてさてどうしたものか…。
こんな時こそ、皆で知恵を絞らなければならないのだろう。
やまない雨はない。明けない夜はない。
その精神で頑張ってはいるものの、
「空けなければいけない」ソーシャルディタンスは、
今後も大きな壁になるだろう。