人形町にやってきました、『日本橋 蕎ノ字』さんです
もう今や、押しも押されもせぬ天ぷらの超名店なりましたね
この晩のラインナップが、ずらっと木札で並んでいます
『生ビール 大』 大といってもこのサイズ、乾杯
定番の『蕎麦の実』と『しじみ汁』 急ぎ日本酒は『おんな泣かせ』
45秒くらいか、1本目の『車えび』 塩でねっとり甘
2本目はえびを開いて揚げています、甘味を一層強く感じます
ひとつ目の『頭』 塩をパラっと振ると、味噌旨し
ふたつ目は天つゆに落として、ジュジュー
香ばしい、大根おろしで旨味アップ
口直しの、ガリ 酒は『大村屋 重兵衛 純米生酒』
江戸前 富津産の『きす』 半身を塩で、ふわふわ甘い
もう片身は天つゆ、濃厚な旨味がヤバイ
『いか』は駿河湾産のアオリイカ 塩と掛川産のレモン
『いか』がもうひとつ、こちらはホタルイカ
ホクホク、香りが持続しています 加熱した肝の甘味がたまらない
『静岡の人参』は掛川産 じっくりよく揚げ、塩で甘さが際立つ
毎度のことですが大きいですね、『玉取茸』
蕎ノ字×初亀醸造のコラボSAKE『eks EDITION No1』で迎えます
スダチ&塩でいただきます
『天然山菜』、まずは新茶の葉 塩で、サクサクっとお茶の香り
『そばがき』 粗挽きで香り良し、ちょこっとですが山葵のいい香り
『能登流・開運 大吟醸 伝波瀬正吉』を用意して待ち構えます
『ホワイトアスパラガス』の穂先 塩を振ってかぶりつくと
パキっと弾けていい香り、美味しい 皮付き根元は15分揚げ
じっくり揚げで香ばしく、15分揚げても瑞々しくジューシー、さすが
天然山菜は『こしあぶら』 塩で引き立つ香り、山菜の王様
藤枝の『喜久酔 松下米』が待つところにやってきたのは『銀宝』
銀宝に出会えることは宝くじ当たるより嬉しい、宮城産
生醤油がぬってあります、ふわふわで旨味の凝縮感
大根おろしが良い感じ、銀宝×松下米は極の組み合わせ
『十四代 中取り 大吟醸』に、一体何を合わせるのか
答えは『うに』 伊豆堂ヶ島の塩で、旨み爆発
『竹の子』は京都山科産白子筍 タケノコの皮の枕
かえしがぬってあります、噛むほどに旨味、滋味
かたい所は残してくださいと言われましたが、止まりません
全部食べちゃいました さて、皿にのっているのは何かな
正解は『ハマグリ』 貝柱もろとも入っています
桑名産の蛤 その手は食わないと思ってましたが
まさかの貝殻皿ごと揚げ、完全にやられた
『じゃがいも』はメークイン、雪室2年もの
香ばしいのも当然、130℃で1時間揚げ 揚げ切っていますね
定番の『穴子』の一刀両断 鈴木さんの天ぷら箸が炸裂
シャキッという音とともに蒸気が立ち上がります、蒸し料理ですね
江戸前、それも一番嬉しいことに小柴産
小柴産に出会えるなんて、ロト6当たるよりも嬉しい
下半分を塩で、上半分を天つゆで食べてみましたが、
次回は縦半分に切って食べてみましょう、小柴は香りと旨味が上品
冷or温、またはどっちもの3択は、温でお願い
温かいそばに『桜えびかき揚げ』がジュワー
桜えびのいい香り、そばの香りも負けていません
いつも以上に蕎麦つゆが美味しい、どろどろ蕎麦湯
鈴木さん地元島田市の『あんこ玉』とお茶
今回21回目に訪れたのは5月上旬でしたが、
いつも以上に季節感を感じ取れる食材で溢れていました
こういうのはたまらないですね、代えがたい幸せ
四季ごとに訪問したいところですが、蕎ノ字さんは
もはや予約困難店 次回の予約を受けてくれるだけでも幸い
次回は10月上旬なので、残暑か初秋かわかりませんが
そのあたりの食材が食べられるのを楽しみに待つことにします