Mさん。その3
予定通り週末にクラス飲み会は行われました。
近くにある、飲み放題の某居酒屋チェーン店です。
飲み放題といっても自分はあまりお酒を飲まないので
チューハイ2,3杯飲んで、あとは適当に食べるって感じでした。
Mさんはお酒に強いらしく、色々飲んでいたみたいです。
その後、2次会でカラオケがありました。
ほとんどの人が帰ったんですが、自分とMさんは参加。
カラオケといってもほとんど2人で喋っていただけなんですが
ここである事に気づきます。
時間が遅くて終電が過ぎていたのです。
歩いて帰るんか~だるいなーと思っていたら
Mさんが電話を始めました。
どうやら迎えを呼んでいるみたいです。
電話が終り、無事に車での迎えが来てくれることになったようで
ほっとしている感じでした。
そして、ついでやから一緒に乗ってく?とありがたいお誘いもあり
Mさんとカラオケを出て、車の到着を待つことになりました。
15分くらい経ったとき、1台の車が目の前に停車します。
その瞬間まで、きっとお父さんが迎えに来てくれるんやろうな~
と思っていたんですが、ドアを開けて出てきたのはMさんの彼氏。
まさかこんな形で出会うことになるなんて夢にも思っていませんでした。
Mさんは当然何事もなく車に乗っていきます。
自分はそういう訳にはいきません。
今からこの2人と密室空間を共有すると思うと、ものすごい気まずさを感じます。
しかし、ここで断るわけにもいかないので自分も乗ることに。
アクセル音とともに車は発進しました。
車中では、運転席と助手席で色々と会話が行われています。
自分は右後部座席に座り、なんとも言えない空気のまま時は過ぎます。
2人の会話は、やはりカレカノだけあってとても自然な感じで
当然、自分のわからない内容の会話です。
普段見ないMさんを見たような気がして複雑です。
10分くらいが経過し、2人に少し違和感を感じました。
自然と思われていた会話の中に、妙な間があるのに気づきます。
間といっても、会話の途中に間があるのは当然なことで
そうだとすれば何も違和感なんて感じません。
しかし、この間はそれとは違う感じです。
この妙な間は、Mさんが原因なんじゃないか?
と思いました。
確かに今目の前にいるのは普段見ないMさん。
それは彼氏といるときのMさんで、自分といるときのMさんじゃない。
初めは自然に見えたMさんの雰囲気も、どこか無理をしている感じ。
車に乗った瞬間は、2人の仲の良さに複雑な気持ちになっていた自分ですが
ここで彼氏とうまくいっていないというMさんの発言を身をもって体験します。
2人には明らかに温度差がありました。
そうこう考えているうちに、自分の降りる場所に着きます。
車を降り、この数十分間を改めて思い返します。
これはもしかしたらもしかするんちゃうか~~
などと調子に乗ったことは考えていたとき、ふと気づきます。
ここどこやーーーーーー!!!!!
・・・・・・。
深夜で周りが暗すぎてよく見えていなかった為
降りる場所を勘違いして間違えたようです。
といっても、さすがにカラオケの場所からに比べ家までは近いので
友達に電話して自転車で迎えに来てもらう事に・・・。
こんなに連続で誰かに迎えに来てもらうなんてアホ過ぎです。
その日、無事家についたときには深夜の3時を過ぎていました。
つづく。