久しぶりのブログです。

最近、ネットで検索して、私のことを見つけてお問い合わせを下さった方がいらっしゃいました。

自分的には2年~3年に渡り、ブログから距離を置いてましたから、本当にありがたい事です。

今回、少しばかり、お力になれたようで、私も嬉しく思いました。


実は、以前、このブログを書くことで、良くない事を言われたことがありました。

特に、理解してくれていると思っていた身近な存在だった方からの言葉。
(理解しなくても、別にこちらに伝えてないで頂ければいいんですけどねぇ。笑)

まぁ、、実際、気持ちの良い物ではありませんでした。


その後、気にしないでナンでもカンでも書ければ良いのですが…
一度そういうことが起こるとどうしても

・干渉されるかもしれないリスク
・周りを巻き込むかもしれないリスク
・対応せざるを得なくなるリスク

を考えながら書く作業になってしまい、面倒に。。


当たり障りのない事しか書けない。
時間もかかる。

そんなわけで、どんどんハードルも上がり

「ブログ辞めちゃったんですか?」
と聞かれることも度々。

「ブログあるの!?」
と、その存在すら知らない友達も(笑)

でもなかなか書く気持ちにはなれなかったのです。

まだ1歳の娘にも、日々手もかかりますしね。


日々ご飯を作ったりオムツを取りかえたり子育てに追われる中で、

わざわざ時間を作ってでも、私が書く必要があるのか?

どういうスタンスで書くのか?
何が求められているのか?

色々迷いがありました。


不登校の事も、良い考え方を、伝えてくれてる人も増えてきて、
文科省も不登校は問題行動ではないと言ったり、
法律も整備されつつあったり

「あえて私が言わなくてもいいんじゃないか」
という考えにも陥り。


でも、今回のことで、書いた事を消さずにそのままにしておいて、まずは良かったなと思いました。

最近は書いていなくても、過去の積み重ねは、無駄ではなかったなぁ、と。


選択理論心理学を学びたい、と思った時に、仙台で学んでいる方が全くいなかった十数年前。

ネットで検索しても、何もヒットしなくて、本を買い集めて独学する日々。

「私がここにいるよ!」と発信して、
私が見つけてもらわなきゃ何も始まらない!

数年後に、そんな発想の転換をするに至って、
選択理論を仙台に広めるために、このブログを始めました。

単なる主婦だった私が、
一番最初に作った名刺は

「選択理論マニアの会 仙台支部」

という架空の肩書きをつけたもの。


そこから、仲間が仙台でどうやったら増えるか?と考え、
すぐにできることは遠くからでも先生を連れてきてしまうことだなと、
選択理論がベースの子育て講座をやっている先生を探し出して、主催したり。

自分でも不登校のお話会をやったり。

たくさんの手間とお金をかけて、たくさん失敗もして、動きながら、修正しながら、学んできました。

そうして、少しずつ人の輪を繋げて育んできて…

今になって、やっと、点と点がつながり始め、選択理論心理学の学習会として立ちあがりました!

念願だったので、本当に嬉しい(泣)
(ご興味のある方はご連絡ください)

そして、そんな活動の中で、
もう一つのライフワーク、
「不登校」というキーワードが、
くっきりと見えてきました。


昨日はね、エル・ソーラ仙台で講演を聴いてきたんです。

ストップ!DV市民講座の第三回目。


お話下さったのは、NPO法人BONDプロジェクト代表、ルポライターの橘ジュンさん。




LINE相談、メール相談、電話や面接相談、
街頭やネットパトロール、
虐待やDVなどを受けている女性の一時保護など若年女性に寄り添う活動をされています。

直接聴くお話は、とてもリアルでした。


「泊め男」という、下心で付け込む男の家や
ネットカフェを渡り歩く女の子たちの話。

シャンプーだけは持ち歩いて、家出だとバレないようにしている大学生。

チキン味のドッグフード食べて生きてきた子、
南京錠のついてない冷蔵庫に喜ぶ女性。


一見するとわからない。
今の行政の仕組み上助けが行き届かない。

日々サバイバルしていている生身の女の子が、
そこにいるような空気が伝わってきました。


そして、最近は、虐待で亡くなった心愛ちゃんのニュース。。

その前にも、不登校を心に病んでの仙台での母子心中事件…

聞いて辛くなる事件が多すぎます。


学校に行かないことで、死ぬなんて、
本当にあり得ない、、

学校に行くか、死ぬか?

そんな二択って、ありますか?

命をかけるような問題じゃないのに、
その事にも気づけないような
思い込み、生い立ち、追い詰められた環境…

誰も何かできなかったのか?
と、私も考えてしまいます。


宮城県、特に仙台市は
全国一、いじめが多く、
全国一、不登校が多い。

そういう統計が出ています。


私の住んでいる仙南地域、大河原、村田、岩沼などにも、きっと困っている方がいるかもしれませんね。
(親の会、お話会もできるし、必要な情報、人にも繋げますので「私なんかが」と思わずに、困っていたらまずは連絡下さいね☺️)


不登校は悪いことではなくて、子どもが自分を守るための行動。

いじめられていた場合は、尚更です。

なのに、今回のように二次的に苦しんでしまう人も多いということが、問題で、心痛みます。


私は、自分の不登校の経験はもちろんですが、
虐待も身近にありました。

私自身の育ちかたも、物を投げられたり、脅されたり、色々ありましたけれど、

死を意識した事件が、小学生の時に、身近にありました。
隣のクラスの男の子が虐待で亡くなったのです。
当時、せっかん死、と言われていました。

小学校の校庭の周りに整列し、児童全員でその子の霊柩車を見送ったのを覚えています。

現場は、妹の通っている保育園の前のアパートの一室でした。

その位、親の暴力で死ぬことは身近な感覚。
子ども心にありました。


私自身も、10代~20代の貧困や家庭不和の時代を思うと、
「一歩間違えば、家出少女になっていたな」
と感じます。

その位、これらの事は他人事じゃなくて、ごく近くにある。

貧困、DV、虐待は、
不登校、家出や居所不明児童などにも繋がってきます。


私の場合運良く浮上するヒントをくれたのは、
たまたま出会えたカウンセラーの恩師であり、
その流れで知った選択理論心理学でした。

過去の不登校その他全ての経験は、
「自分が最善を生きてきた」
「自分なりにサバイバルしてきた」
その証。

どんな過去があっても
自分で自分を幸せにする選択ができること。

力になってくれる人が1人でもいたこと。

そういう事が、糧になっています。


私の場合、学校ではなく川に行ったこと、
高校、大学へ進学したこと、
地元を離れたこと、
働いたこと、
そうやってサバイバルができて、生きてきました。
(だから、闇雲に、学校行かなければ全てオッケーではなくて、進学もサバイバルの手段だと今も思っています)


「自分で自分を助ける術を、
伝えられるようになりたい。」

「命を守りたい」

二人目の子どもを産んだ時に、
特にその想いは強くなりました。


今、数年かけて選択理論心理士の資格を取ろうと思っていて、
その後に、正式にカウンセリングとして、相談を受けるような活動を始めようと思っていたけれど、それでは遅いかもしれません。

ここ数年で、少しずつリアルな相談を受けながら、今のままの私でも力になれる事、ありそうだ、という気持ちも生まれてきました。


今まさにサバイブしている人に、
微力でも、
伝えられる事を伝えていこう。


昨日の橘さんのお話はそのきっかけの一つでした。


今後、ブログはまた続けて書けるか自分でもわからない。
でも、困ってる人は、LINE@、Facebook、インスタ、ツイッター、どこからでも良いので連絡をくれたらと、思います。


一緒に考えたり行動してくれる仲間とも、繋がっていきたい。
やりたいこと、1人じゃできそうにないことばかりだから。
よろしくお願いします!


そして、人の力になるためにも、自分や家族や身の回りの人が、まず幸せになるのが大事。

より一層、今手にある豊かさを感じながら生活していきたいと思っています☺️