前回の続きです。

「ペダゴー」って何?

「ペダゴー」とは、デンマーク独自の資格で、
保育プラス、療育なども行う役割。

幼稚園だけじゃなく学校にも、このペダゴーの方がたくさんいるそうです。


学校や園には、理学療法士さんや作業療法士さんなど
他にもさらに専門的な立場のスタッフもたくさんいて
皆で子どものケアをしているそう。


そういう所が、ほとんど教員オンリーの日本の学校とは、かなり違います。


今回のデンマークから来られた方のお一人リーネさんは、
コミューン(自治体)から派遣されて家庭にもコンサルティングに入るそうです。

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アレがダメ、これがダメ、というアドバイスではなく
ママに寄り添って、
どうしていくのがいいか、一緒に考える役割。


他にもソーシャルワーカーが入ってくれるケースとかもあるし、

幼稚園・保育園などに待機児童はいなかったり
出産にも教育にも全くお金がかからなかったり
育休前に例えば課長職だった人は課長職で復帰する事が保証されていたり

社会全体で子育てをしようという姿勢は日本の比じゃありません(^_^;)



いろいろと勉強になりましたが、ブログでは説明しきれないので
気になる方は直接私に会った時にでも訊いてください♪


次は、脳科学の中村先生からのお話。




「けっして叱らない」



まさに「同感」です。

いまだに「少しは叱った方がいいんじゃないか」と思って子育てしている人の方が多いかもしれないけれど、絶対そんな事ありません。

心理学だけじゃなく脳科学的にも正しい事なんですよね~


脳科学的な観点から実際の現場を見て来られた経験上、
「デンマークでは日本より神経学的な事もきちんと考えた教育がされているように思う」
とのこと。

自然の中でいろんなものに触れたり
体を動かしたり
話したり
歌ったり

デンマークではほんとに感覚を本当に大事にしてます。



ちなみに、デンマークといえば「森のようちえん」という感じなんだけれど、

講演終了後に銭本先生に伺った話では、

「森のようちえん」というのは…

今では「日本的」な言い方なのだそうです。


それはなぜか?


3へ続きます