1からのつづき。

「教育」について。

幼稚園~大学までの一連のお話をお聴きしました♡



まずは、幼稚園。


デンマーク発祥の、「森のようちえん」。(日本でも広まりつつありますね!)

公立の幼稚園ではないので少しお金がかかるけど、今も国内で人気があるそう。

※仙台近郊だと泉や白石方面にあります。近場にもっといっぱい増えてほしいなぁ…


森のようちえんでは、自然の中で、一日中過ごします。

「何時から全員で何して遊びましょう」、みたいなのはない!


子どもそれぞれが、遊びを、やりきる!遊びきる!!


こんな風に育った子どもはなんて思うかっていうと…

「I like myself!(自分のことが好き!)」


これは幼稚園だけじゃなく小学校以降も一貫して筋が通ってる。

勉強を教える所というよりも、

デンマークでは、「学校は楽しい所だよ!」ってことを伝えるのをものすごく大切にしている

のだそう。


学び方も子どもそれぞれ違って良いし、
(ある子は本を読み、またある子はパソコンで調べ物をし…というように)

自由なんだけど、それぞれへのサポートがちゃんとされている。

(ということは、現場にかなりの裁量があり、資源も投入されているということ)



そして、日本では当たり前の、「テスト」で評価されるって事がない。

高校進学前など、各ステップごとに、
じっくり考えて模索する猶予期間
が設けられている。
(フィンランドとすごく共通してました。)




人によって捉え方は違うと思うけど、
私から見れば、かなり理想的に思える教育です。


でも、これ、公教育なんですよね。


いくら消費税が高いからとは言え、

最終的には、国民が決めて、選んで、だから実現している。

やろうと思えば、できる。

日本でも…


でも、日本とデンマークでは今の所、教育に対する考え方が根本的に違います。

皆を同じ一定のラインにはめこもうとするのが日本の教育。


日本で、小中学校の時期にこんな自由な教育が受けたかったら、学校の枠を飛び出て

フリースクールか、ホームスクーリングなどの
もしくは習い事や、自由度の高い塾

などに今は求めざるを得ないのではないかな。

(保健室登校とか適応指導教室も、通常学級の中にいるよりは自由度が高いかもしれないけれど、先生方の中の前提としては「できれば教室に戻って欲しい」「戻るのがベター」というのがあるでしょうから、どこまでの自由が保障されているかというと疑問がありますよね。)


もっと学校が好きになれるような場所なら良いけれど、

日本のように40人を先生一人で見るとなると、
どうしてもコントロール性の非常に高い教育になってしまう。

子どもの側の「やらされてる感」はすごいですよね。


でも、親も、大多数の人達は疑問を持たずに
「良かれ」と思って子どもを学校に行かせているし、

教員の側だって、業務の量ハンパないし毎日早朝から深夜まで仕事してるのに
「こんな教育じゃいけないんじゃないか」なんて疑問を
毎日毎時間抱えてちゃあ、ほんと鬱になっちゃう。

学習指導要領、教育委員会、上の人や保護者からの評価…

縛りもたくさんある中で、
「これじゃいけないんじゃない?」
なんて素朴な疑問で止まってたら、授業なんてしてられないし、公務員も勤まらないよね(^_^;)


でもでも、

子ども達が悲鳴を上げて、学校に行かない子が年々確実に増えているのは
まぎれもない現実、なわけですー


デンマークの人達は

教育の結果、国がどうなっているか?
政治がどうなっているか?

そこまでの大きな視点で考えているみたい。

そこが、本当にすごい所。


今いる大人が、小さな頃からちゃんとじっくり考える教育で育っているからなんだよね。

3につづく

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