阪神淡路大震災を経験した友人からのメールを、了解を得て、転載いたします。
「必要だったものを教えて下さい」との問いかけへの答えに加えて、
被災されたときの状況やお気持ちが記されています。
 
下記は、被災地へ向かわれる際に、お持ちすると助かると思われる品物リストです。
(いろいろな方からの情報を合わせたものです。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。)
 
水、食べ物、粉ミルク、サランラップ、紙皿、紙コップ、箸、スプーン、ビタミン剤、 ウエットティッシュ、バンドエイド、消毒薬、冷えピタ、湿布、マウスウォッシュ、石鹸、マスク、赤ちゃん&大人用紙おむつ(各種サイズが欲しい)、生理用品、トイレットペーパー、ティッシュ、ビニール袋、紙下着や新品の下着、厚手の靴下、長靴、軍手、毛布、カイロ、カセットコンロ&替えガスボンベ、なべ&やかん、魔法瓶など保温ポット、台車やキャスター、乾電池&懐中電灯、 ミント系ガム、耳栓、アイマスク
 
 他にも、何かありましたら、是非、お知らせください。
 
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あればいいもの・・・・・
  トイレットペーパー&ティッシュペーパー&ウェットティッシュ(除菌効果ありの分がいいと思う・・)
  毛布
  携帯用カイロ
  ペットボトルの水
  懐中電灯&電池
  バンドエイド(バンソウコウ)/軍手
  分厚い靴下(足を怪我しないため)とか、長靴とか・・・・寒さ除けにもなるし・・・
  大きなごみ袋(何もない時には、ごみ袋に水を入れました!)
  生理用品&紙おむつ
  粉ミルク

とにかく、被災して1か月くらいは、まったく顔、歯、手を洗わずにいました。
トイレも、水がないために、苦労しました。
服も、私の場合は自宅だったので着替えることはできましたが、お洗濯は全くできず・・・
交通機関が復旧した時点で・・・たぶん2か月くらい後だったと思うけれど・・・・
大阪まで銭湯に行き、そのついでに、コインランドリーでお洗濯した記憶があります。

地震後、まずしたことは、
  家の中の片付け・・・これも自宅が倒壊しなかったおかげですが・・・・
  避難所に避難されたご近所の方たちに、 自宅の毛布や着るもの(新品の未使用のモノだけ)を持って行った
  配給のあるたびに、配給場所に水と食事(しばらくは、おにぎり中心だった・・)を取りに行く

腐らない食べ物はいいけれど、腐る可能性のある食べ物は、あまり役に立たない。
たぶん、被災者の当事者にとっては、食事とトイレの問題(健康な人たちにとっては)が
大きくなってくると思うし、ある程度のお年をめされた方であったら、薬・・毎日服用している
血圧の薬とか・・・・も重要な問題になってくると思います。

日頃、何の不自由も感じなかったこと全てが不自由になるということは、
想像を絶するものでした。
だからこそ、ありきたりの平凡な生活がどれほどありがたいかも痛感しました。

被災されている人に何が必要かを考えるときには、
当たり前に思っていることはなんだろう??と、まず自問してみて、
それがないとどうなるかを想像すれば、何をしてあげればいいかが、わかると思います。

それから・・・・・・
日がたつにつれて、精神的にも参ってきます。
私のような、自宅が無事で家族も無事で、家族で助け合って励ましあって生活できた者でさえ、
ウツの気分になったのですから、失ったものが多ければ多いほど、
精神的にも辛くなると思いますので、そのフォローをしてあげることも大切だと思います。
遠くからでも、あなたの事を思っています・・・というメッセージを常に発信し、聞く耳を持ち続ける事が、
少しでも相手の精神状態を安定させるために役立つことも付け加えておきます。

たとえ助かったとしても、亡くなった方たちの事を思うだけでも、悲しくなってしまいます。
自分の愛した土地や隣人の事を思うと、本当に気が滅入ってしまいます。
そんな時、「頑張って!」と言われてもどうしようもないと感じてしまいますが、
いつも自分の事を気遣ってくれる人がいると思うと、とても安心できると思います。

とにかく、相手とメールなどで連絡が取れたら、何が必要かを聞いてあげてから、
送る手段を考えて、希望を叶えてあげることが一番だと思います。

中には、被災地に届いたものの、配給がうまくいかず、のちに破棄されたものも
たくさんあったと聞いています。
薬学部の教授の話では、薬もたくさん届いたものの、配給する手段と人手が足りなかった為に放置され、
その後、大量に残された薬は破棄されたと聞きました。
そのことがとても無念だったと、その教授は後になって私に話してくださいました。
とにかく阪神大震災の時には、本当に何もかもが初めてだったので、混乱してしまい、
物資が送られてきても、だれも効率よく配給する方法をとっさには思いつかなかったのだと思います。

どんな時にもシステムを考えて行動を起こさないと、うまく機能しないのだと、その時、私は学びました。
好意がそのまま効率よくいかされる方法や手段を慎重に考えてから、
行動を起こすように心がければ、大丈夫だと思います。
だから、一時的な援助ではなく、継続的な援助であることも自覚して、
何ができるかを考えることをお勧めします。
 
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辛い記憶を思い起こし、丁寧にお答え下さったO様、本当にありがとうございました。
 
それから、阪神淡路大震災経験者の方々が、口を揃えて仰います。
「地震だけでも、本当に大変だった。今回は津波が加わって、その被害は想像を絶する。また、ライフラインが復旧するのには、何ヶ月もかかるので、物資と気持ちと両面で、ずっと、ずっと、支援していくことが大事だと思う。」