
☆ ☆ ☆ アメリカ/2007年/1時間46分
実物大のリアル・ドールに恋をする青年のお話。
ラブコメディではなく、ファンタジーだと思います。
不器用で、傷つきやすい「優しさ」を持つ主人公。
普通の人が持っている普通の優しさは、自分の都合にあわせて変化する相対的な優しさですよね。
主人公ラースは、絶対的な優しさを持つ人なんです。
そして、「優しいのね。」と言われることにすら、傷つく繊細な心。
相手が幸せでない様子だと、自分の責任ではないかと辛くなり、結局相手を遠ざけたりしてしまう。
コミュニケーションを上手くとれないラースを、兄夫婦や町の人は心配しながら見守っています。
その彼が、ネットでリアル・ドールを購入して、恋人と思い込む。
戸惑いながらも、ラースのためになるのならと、周囲は話を合わせるのですが、
そのうち、「彼女」がラースの世界の中だけでなく、みんなの生活の中に受け入れられていくようになります。
今、自分の優しさを出したほうが負けなような世の中。
だから、優しさを求めていても、欲しいと素直に言えなくなってしまうのかな?
そんなとき、ラースみたいな「絶対の優しさを持つ人」が側にいてくれたら、
どんなに心慰められることでしょう。
町のご婦人方が「病気や辛いとき、ただ、こうやって寄り添うものなのよ。」と、
疲れ切ったラースに食事を作り、同じ部屋で編物や繕いものをしながら付き添う姿にも、心温まりました。
映画とは、全然関係ないことですが・・・。
ある日の百貨店での出来事♪
1階から上りのほぼ満員のエレベーターで、最後に乗り込んだ大学生ふうの青年は、ボタンの7階を押しました。
3階で扉が開いたとき、向こうには年配のご婦人ふたりが立っていらして、
私たちが詰め合せたら乗れそうとか思っている一瞬のあいだに、
その青年は、無言で表情も変えず、スッとエレベーターを降り、階段のほうへ歩いていきました。
空いたスペースに乗り込めたご婦人たちは、当然、事情(?)をご存知ないので、お礼を仰るはずもない。
ラースくんみたい♪と、ホンワカしながらも、ちょっと切なく思ってしまったのでした。
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