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アンドリュー ワイエス  == Emotion and Creation ==

☆ ☆ ☆ 2008年11月8日 ~ 12月23日

☆ ☆ ☆ 東京渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム

☆ ☆ ☆ 2009年1月4日 ~ 3月8日 愛知県美術館に巡回



昨年12月23日、年の瀬も押し迫り過ぎてたこの日、ワイエスを見て参りました。

ワイエスとの出会いは、高校の英語のリーダーの教科書だったと思います。

詳しいことは全然記憶にないのですが、

彼の代表作「クリスティーナの世界」が挿絵として載っていて、

その飄々とした雰囲気が、なぜかしら気になったのを覚えています。

その後、「美術」にあまり興味も持つことなく15年あまりが過ぎ、

旅先で、ばったりとワイエスの絵に出会って、この人の絵が好きらしいと気が付きました・・・。

その当時、柔らかな色合いのものが好きだったのに、

バラ色のカケラもない暗い色調や厳しさの漂うモチーフ、どうして好きなのか分かりませんでした。



今回の展示は、私にとってその答え。

立ち枯れたような淋しく陰鬱なトーンの中から、ワイエスの愛情が溢れているからなんだなぁと思いました。

特に鉛筆の素描は、彼の思いを表現しようとするその鼓動まで感じられるようでした。

鉛筆の芯先が、キリキリッと紙を削るほどまでに込められた力。

何度も何度も繰り返し細部にいたるまで描ききろうとする対象への情熱。

胸が熱くなっているところに、「クリスティーナの世界」の素描。

いきなり、私の祖母の姿がピタッと重なって見えて、涙がポロポロこぼれて止まらなくなってしまいました。

(ちなみに周りに泣いている方なんて、人っ子一人いらっしゃいませんでした・・オハズカシイ・・・)

何の飾り気もなく小さくお団子に纏められたパサパサの髪の後れ毛や、華奢を通り越して悲しいほど細い腕。

その後ろ姿に、どんな辛いことも生きていくためには淡々と日々こなしていく強靭な精神力を持つ人の

迫力が漂っていて、ワイエスが、どれほどクリスティーナを尊敬していたかが伝わります。

今回は素描だけの展示・・・、いつかニューヨーク近代美術館に作品を観に行きたいっ!!!!!

で、祖母だけでも、オイオイ泣かされていたのに、

おじいちゃんまで居たんです、「ガニング・ロック」に。

祖父の日焼けして固くなった皮膚感や白髪交じりの無精ひげが、鮮明に甦り、

号泣寸前になってしまいました・・・、危ない、危ない。

記憶って、普段忘れているだけで、鍵さえあれば、いつでも思い出すモンなんですね~。





今日も、長々とお付き合いくださって、本当にありがとうございます~~~♪♪♪